アメリカ人が、日本人に向かって話をするとき、
一番恐がる点は
「自分の英語が理解されているか分からない」ことである。
日本人のヒアリング、スピーキングの平均的弱さは知っているが
欧米人に比べておとなしく表情や反応の変化が少ないのが
日本人の顔のニュアンスや行間を読めない外人にとり
恐怖となっている。
筑波のとある企業のお客様100名に対するトレーニングで、
「ゆっくりめに話せば大丈夫」と、少し練習させたものの、
英語には
リエゾン(=単語の前後がくっつく) と
リズム(=音節ごとにまとまって上下する) があるため、
ある程度以上のスピードがないと、
ネイティブは英語が話せないことが分かった。
それでも後部から「スローダウン」の合図を出しながら
なんとかゆっくりめに話していたところ、
震度4の地震が発生!(2003年頃の話です。)
お客様全員が蜘蛛の子を散らしたように実験室をチェックに行き、
あっと言う間に「OK。問題なし」と、何事もなかったように戻ってきた。
腰を抜かしてうずくまってしまったアメリカ人。
大地が揺れたことがない人への震度4は
ビックリを通り越しているのは想像に難くない。
その後もトレーニングは続いたが、
ゆっくり話すどころか通常の3倍速。
お客様も目を丸くしていたが、
これには「スローダウン」のジェスチャーもあきらめた。
そりゃ驚くよね、初めての震度4じゃ。