村上春樹作品の中で、
何回も読み返すのが遠い太鼓
です。
「ノルウェイの森」を書き上げた3年間に
旅していたギリシャとイタリアのことが綴られているのですが、
特にシーズンオフのギリシャの島歩きのまったり感や
現地の人々とのギリシャ・テンポでのやり取りを、
”緻密にみえない”文章で、緻密に書かれているのが
妙にはまる。
特に現地のおばちゃんとのやり取りの一節は、
今でも何度も読み返しています。
村上春樹さんが住む家を探しているときに
おばちゃんが「スペツェス島」にあるHouseを勧める場面で
彼女が描いた、島の絵。
実際の位置関係はコレ↓
港や島の地形も東西南北もまったく異なるのが
女性にありがちな地形の捉え方を象徴するようで
おもしろい。
つまり、自分の日常に関わる部分、Port(港)は
日々巨大化され変形されていく。。。。
・・・この本に出会って読み返すうち、15年後に、
ついにオフシーズンのギリシャに行ってしまったし。

