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不思議な赤いバラ


ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
不機嫌な赤いバラ~テスのシークレット・サービス
(原題:Guading Tess)


 ニコラス・ケイジ 扮するダグラス・チェズニックは、CIA?FBI?のシークレットサービスに所属する、夫を亡くして独り身の元大統領夫人の警護担当。ジャケット写真のサングラスは、とっても、そういうのを連想させられますね。この映画、ジャンル的にはドタバタコメディなんだけど、ものすごいシュールです。面白いことを言われて笑わせられるんじゃなくて……雰囲気と状況で、どうしても吹き出しちゃう。舞台はワシントンで、お上品。

 基本的に、テス夫人のわがまま奇行に振り回されお世話係もしている苦労役がニコラス扮するダグラスのポジション。いちばん笑えるところは:
 任期が終わってホッとしたのもつかの間、「夫人ご指名だからまた頼むよ」との上司の命令に絶望するダグ。仕方なく再び警護を始めたが、やはりガマンできず夫人とケンカをし、怒鳴ってせいせいして、カフェで同僚たちにそれを自慢していたところに、現大統領から電話が。(なぜか今いるカフェに電話がかかってくるし)「夫人から君のことについて電話が来たぞ。うまくやっているのか?夫人の花をめちゃくちゃにしたらしいじゃないか。(夫人のデタラメの告げ口) 私は公務で忙しいんだ。花のことでいちいち電話しているなんてバカバカしい。私は夫人のおかげで大統領になれたようなものなんだ。これからはちゃんとやってくれるか?頼むぞ」とのお怒りに、慌てふためいて「Yes, sir」「No, sir, I...」「Absolutely, sir」と、でかい声でサーサー言っているニコラス・ケイジ
 大統領から電話がかかってくるシーンはまだあって、飛行機からかかってくる時なんかしっかり電波状況が悪い声をしているから、本当おもしろい………。

 そんな調子の展開だけど、最後には、恋愛感情とも友情とも家族愛とも表現できない愛情でダグと夫人の2人は理解し合うことができ、温かく泣けるいい映画です。