むかしむかし

ど、どこ行くの?
きた!


















まだ
ワイアットが若かりし頃。。。
まだ
ワイアットが小さなクリニックで働いていたころ
患者さんで
とってもボーイッシュな二十代前半の女の子がおりまして
不眠の薬かなんかもらいに来てたと思うんだけど
町医者だから
スタッフと患者さんは
よく雑談していました。
ワイアットとそのこはまぁまぁ仲良く
ある日その子が
「彼氏ほしーなー」などとつぶやくもんだから
「そのうちできるよー」などと
軽ぅ〜〜い気持ちで言ってみた。
するとそのこは
「ワイアット姉さん、今度ご飯行って色々相談にのってくんない?」と。。。
おせっかいやきのワイアットは
「いーよー❤️いつでも」と、優しい微笑み
しばらくしてご飯に行く約束を交わしたが
「おめかしして来てね」などと言われ
「ワイアットはお出かけの時はいつだっておめかしするさ」と、ふつーっに女子会ノリ
約束当日、待ち合わせ場所に現れた彼女は
人におめかしして来いと言ったわりにゃあ
ジーンズにスタジャン
いつも以上にボーイッシュ
っつーか、男の子
車で迎えに来た彼女の助手席に乗り
「なーんか、デートみたいだにゃあ」と言うと
「デートでしょ」
「ワイアット姉さん、気づいてたでしょ?
俺、普通の女じゃないんだ」
















ん〜〜、もぉ、俺!って言ってる時点で普通ではないのかな。。
そっかそっか、ボーイッシュなのではなくて
心と性が違うってことか。。
医療従事者として
あまりビックリしてはいけないと
ワイアットはへーぜんを装い
「そぉだったんだぁ。。彼氏欲しいとか言ってたから気づかなかったよ」
と、言うのが精一杯。。
だけど
もしそーであっても
人間としていーやつだし
ぜんぜんいーんだけど
相談て
何かなぁ。。
ワイアットの
少ない脳みそと
ひんそーな人生経験で答えられる範囲でありますよーに!
気づけば車は高速を飛ばし
海の見えるレストランへ。。。
完全に
完全に
デート
大丈夫かぁ、自分!
まぁまぁムードのある
キャンドルがチラチラ揺れるテーブルで
ステキなお食事
相談とは
やはりそーゆーことで
小さな脳みそフル回転させて
思ったことを言ってみる。
「そっか。。
て、ことは、彼女が欲しいのね?
とりあえず
がんばろー!」(←何をですか?ワイアットさん?)
そろそろかえろーか、ってなって
車に乗ると
帰りとは反対方向のくらーい道へ。。。
車が止まり
がバッ!
ちょ、ちょ、ワイアットはさっきまで
君のこと
女の子だと思ってたんだからー
そんな突然、ちょ、ちょ、
ちょ、待てやー!
「ちょっとまって、
ちょっ、やめてー!」
「おなべじゃだめなの?」
「そーじゃない!そーゆーことじゃない!
好きな男いるし、そんなつもりでご飯来たんじゃないよー、」
「もぉ止まらないよ」
(↑エロ小説を書いてるわけじゃありませんよー、念のため)
「あ〜〜、だめだって〜、やめてって〜〜!」
襲いかかる彼女の手首を阻止しよーと掴んだ瞬間に
「あいたたたたたー!痛えな、お前オカマなんじゃねーのかーっ!」
って。。。
は?
するってーと何かい?
今この車内には
おなべとオカマがいるってーの?
ワイアットの心臓は
口から飛び出るんじゃないかってくらい
バッコンバッコンいってるし
ほんとーに、怖かったんだよー
あれから何年も月日はながれ
今日偶然にコンビニで彼女を見かけた
ふつーに
ふつーに
オッサンになっていた!
うっすら
ヒゲも生えていて
無事に
シックリくる性になれた様子で安心した
声をかけることはできなかったけど
あの時は、おなべがどーとか
そぉゆーことで拒否したんじゃないんだよ。。
人生経験の浅いワイアットが
まだまだ子供だったワイアットが
上手にせつめいできなくてごめんね。。。
握力強くてごめんね。。
でも
幸せそぉでよかった
偶然に見かけて
いろんなことを思い出した
ワイアットでした
今日はお花見の人びとが
楽しそうに行き交う中
仕事に向かう
ワイアット
今日のビリーさんの工房は
なぜか競馬中継🏇🏇🏇
