University of Kentucky Wildcatsケンタッキー大学ワイルドキャッツ | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。

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ケンタッキー大学ワイルドキャッツ(University of Kentucky Wildcats)は、ケンタッキー州レキシントン市にキャンパスを置くケンタッキー大学の体育会の総称である。

ケンタッキー大学は、1865年に創設された公立大学で、アメリカンフットボール部が1881年に創部されたことで体育会がスタートしたとされている。その後、National Collegiate Athletics Association(全米大学体育協会/NCAA)が創設され、大学間のリーグ戦が形成されるようになると、ケンタッキー大学は1932年創設のSoutheastern Conference(サウスイースタン・カンファレンス)で活動するようになり、現在に至っている。




クローガー・フィールドの外観

アメフト部は、1950年と1976年にカンファレンス優勝を果たし、特に1950年には大学アメフト界で最も権威のある大会の1つであるシュガー・ボウルも制したため、この頃が全盛期とみなされる。歴史の長さと比べて、獲得したタイトルの数は少なめな印象を受けるが、プロ選手を多数輩出しており、OBのGeorge Blanda(ジョージ・ブランダ)とDermontti Dawson(ダーモンティ・ドーソン)はプロフットボール殿堂入りも果たしている。

その次に歴史が長いのは、1896年創部の野球部である。4000人収容可能のKentucky Proud Park(ケンタッキー・プラウド・パーク)を本拠地とし、8人のメジャーリーガーを輩出。全国大会出場8回の実績を誇る。




ラップ・アリーナの外観

だが、ケンタッキー大学の体育会で有名なのは、やはり男子バスケットボール部だろう。全米で通算勝率が最も優秀な大学として知られ、全米優勝8回(全米2位)の輝かしい実績を有する。OBの中で、全米バスケットボール殿堂入りを果たした人物は、なんと11人、プロ入りを果たしたOBの数を挙げればキリがないほどの強豪である。

男子バスケ部は、1976年以降はRupp Arena(ラップ・アリーナ)でホームゲームを主催している。劇場やホテルなども含めた複合施設レキシントン・センター(Lexington Center)の一部として開場した、20545人収容のアリーナである。アリーナの名前は、ワイルドキャッツバスケ部の礎を築いた名将アドルフ・ラップ(Adolph Rupp)にちなんでいる。

男子サッカー部も、カンファレンス優勝6回、2018年には全米大会ベスト8進出を果たしている。女子スポーツの分野では、バスケットボール部は、カンファレンス優勝2回、全国大会出場8回の実績を誇り、8500人収容のMemorial Coliseum(メモリアル・コリセウム)を本拠地とする。ソフトボール部は2014年に全米優勝決定戦に出場した。

同じケンタッキー州のルイビル大学カーディナルス(University of Louisville Cardinals)とのライバル関係が最も有名だが、それ以外にも隣州のテネシー大学ボランティアーズ(University of Tennessee Volunteers)、近年ではバンダービルト大学コモドアズ(Vanderbilt University Commodores)ともライバル関係が発展しつつある。

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ケンタッキー大学ワイルドキャッツ公式ホームページ