読売ジャイアンツ球場 | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。

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読売ジャイアンツ球場
開場年1985年
集客可能人数4000人
両翼・中堅両翼97.6メートル、中堅121.9メートル
フェンス高さ不明
フィールド内野クレー、外野天然芝
アクセス巨人軍室内練習場バス停(iバスD・Eコース)より歩いてすぐ
よみうりランド駅(京王相模原線)より徒歩約10分
よみうりランドバス停(小田急バス・読01、新07系統)より徒歩約10分


(写真は全て、2018年9月7日イースタンリーグの読売ジャイアンツ埼玉西武ライオンズの試合より)



上:内装
下:屋内練習場

プロ野球・読売巨人軍(ジャイアンツ)の二軍本拠地。

元々巨人は多摩川河川敷に二軍練習場を持っていたが、水はけが悪いなど環境が最善ではなかったので、1984年に屋内練習場が、1985年に二軍本拠地が、1986年には合宿所が東京都稲城市と神奈川県川崎市の市境沿いにある、よみうりランド周辺に移された(球場の正式所在地は川崎市多摩区)。そのため、関係者の間では「ランド」という愛称で知られているらしい。






上:内野席、カウント及び球速表示、ナイター
中:一塁側外野寄りスタンド、ライトスタンドのホームチーム用ブルペン
下:三塁側のビジター用ブルペン

内野クレー、外野天然芝、両翼97.6メートル、中堅121.9メートルと、当時巨人が一軍本拠地として使っていた後楽園球場よりもはるかに外野が広かった。現在のプロ野球の基準でも、二軍本拠地としては申し分ない広さである。2002年にブルペンが設置され、2011年にはナイターが設置された。プロ野球の二軍本拠地はナイターがないところがほとんどなので、真夏の酷暑の中でも昼間に試合を行うケースがほとんどだが、巨人はこの恩恵を受けて試合開始時間を遅らせることができる。








上:一塁側内野寄りスタンド
中上:三塁側内野寄りスタンド
中下:一塁側外野寄りスタンド
下:スコアボード

当初は練習と試合ができる施設があるだけだったが、2000年代にファンの観戦用設備が漸進的に改善されており、2003年に投手の急速表示付きの磁気反転式スコアボードが、2005年に観客席が整備された。外野にお客さんは入れないが、内野の座席だけで4000人が収容できる。スタジアム内には軽食やグッズの売店もあり、二軍本拠地にしてはかなり充実した設備だが、その維持費のために巨人は二軍戦でも入場料を取る。

4000人規模のコンパクトな球場なので、試合は見易い。椅子もベンチではなく個席で、座り心地も悪くない。お客さんがたくさん入る週末の試合などでは一三塁側外野寄りの座席を開放するが、こちらはグラウンドには近いが高さがないので、グラウンドが俯瞰で見えず試合が見にくそうである。できれば内野寄りの座席に座りたいところだろう。防球ネットが黒くて視界に入るので、バックネット裏に座る場合は最前列ではなく少し後ろに座った方がかえって見易いかもしれない。あるいは、一三塁側内野寄りの後列に座ると、防球用の金網に視界を遮られることなくグラウンドを俯瞰で見ることができる。欠点があるとすれば、屋根が全くないので日差しや雨風を全くしのげないことぐらか。

2016年に、巨人はこの球場の近くに新しい二軍用施設建設計画を進め、7年後の開場を目指すことを発表した。これが完成し次第、読売ジャイアンツ球場は三軍用の練習用施設とする予定である。プロ野球において三軍が作れるほど選手層が厚いのは巨人ぐらいだが、三軍にこれほどの資金投下ができるのも巨人ぐらいである。

最寄駅は京王相模原線の京王よみうりランド駅で、ここから10分ほど。決して遠くはないが、球場まで10分上り坂を上がっていくことになる。稲城市のコミュニティーバスであるiバスは本数が少ないので、この登坂が少し大変である。バスを利用するのであれば、小田急線の読売ランド前駅からバスでよみうりランドまで来て、そこから10分ほど歩くのがいいだろう。駐車場もあるが、よみうりランドに隣接されていることもあって利用者は多いので、スペースが埋まってしまうリスクはあることをご留意されたい。

とはいえ、プロ野球では選手達に野球に集中させるため、周りに何もないところに二軍球場・練習場を作る球団が多いので、その中では比較的アクセスの良い部類に入る。スタジアム内に売店があるので食事処を探すことにもそれほど苦労はしないし、最寄駅にも居酒屋やコンビニがある。

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初めてのスポーツ観戦をご検討されているなら
読売ジャイアンツ球場の紹介(読売巨人軍公式ホームページより)