[Vol.24] 安部潤 -ファンに支えてもらった6ヶ月。次は僕たちが支えたい!- | スタプロ営業部長森ブログ|iPhoneでスポーツ観戦を100倍面白く!

[Vol.24] 安部潤 -ファンに支えてもらった6ヶ月。次は僕たちが支えたい!-

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JBL2011-2012シーズン、ドルフィンズ応援アプリ『スタプロ』を使ったファンの皆さんからのナイスプレー投票の総数が“1289票”、そしてチーム内での得票数が2位となった安部潤選手。シーズン開幕前、「五十嵐圭選手のポジションを狙う!」と宣言した彼は、熱く果敢なプレーをコートで見せ続け、自分自身の価値と存在感を証明した。そしてシーズン終了直後に聞いた、この約6ヶ月間を振り返った彼の言葉、彼の表情、今だから口に出せるあの時の気持ち…。共に戦ってきたファンの皆さんには、是非とも一読いただきたい貴重なインタビュー。彼の心の中にある“想い”を伝えたい。
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-シーズンが終了して間もないですが、今シーズンを振り返っての率直な感想をお願いします

「そうですねぇ。チームとしては、前半は調子が良くて勝ち星も先行していたんですけど、接戦で勝ちきれない試合が多かったですよね。シーズン通して言えば、勝負どころの差が出たかなと。僕が一年目の頃は、接戦すらできなかったので、今シーズンはある程度勝負ができているんですけどね」

-その勝てなかった“差”っていうのはどんなところだと思いますか?

「“徹底”ということじゃないかと思います。勝てるチームというのは、例えば『勝負どころはこの選手で攻める』とか、ディフェンスの形であったりとか、ポイントとなることを“徹底”してやっている。そこじゃないかと思いますね」

-個人的には、どんなシーズンでしたか?

「昨シーズンよりは試合に出してもらえるようになって、プレータイムは伸びてきたんですけど、まだまだでしたね。得点を取ることも意識してやっていたんですけど、自分やファンの皆さんに納得してもらえる結果は出せませんでしたから」

-なるほど。今シーズン初めにお話を伺ったとき、「理想とするプレーヤー像はまだ固まっていません」とおっしゃっていましたが、何か見えてくるものはありましたか?

「そうですねえ。やっぱり具体的なものはきまっていないんですけど、最終的に試合に勝てるような『チームを勝利に導けるような選手』になりたいですね」

-今シーズン全42試合に出場されている安部選手ですが、その中で印象に残っている試合はどんな試合ですか?

「ホームゲームはどのゲームも印象に残っていますよ。たくさんのファンの方が足を運んでくれますからね。本当に凄い迫力!もし僕がアウェイのチームなら圧倒されちゃうと思います(苦笑)。そのホームゲームの中でも、2月5日の日立戦(パークアリーナ小牧)は一番記憶に残っていますね。残り23秒で僕が3Pを決めて、試合に勝つことができたんですけど、そのときに『アベジコール』みたいなものが会場中に広がって、もう体が武者震いって言うんですかね?何とも言えない感覚に包まれました。あんな体験はなかなかできないことだと思います。本当に嬉しかったですし、『また頑張ろう!』って思いましたね」


-常にバスケットと共にある人生を-
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-シーズンオフに入りますが、「これだけはしたい!」という予定は決まっていますか?

「いえ。僕は完全にフィーリングで行動するタイプなんで、一週間後に何をするとか、そういうのは何も考えていないです。ただ、絶対したいことはありますよ。『寝たい!』ですねッ(笑)。とりあえず、とにかくゆっくりと」

-開幕までの大まかなスケジュールはどんなイメージなんですか?

「えーっとぉ、5月中旬から練習がスタートして、10月にシーズン開幕。えっ?自主練ですか?僕、結構しますよ。地元にいる間もクラブチームの練習に参加したりしていますしね。僕は体を動かして汗をかいてないと気持ち悪くなっちゃうんです。だから常に体は動かしています」

-バスケット以外のスポーツを見ることはあるんですか?

「野球が好きなんで、球場に足を運ぶこともありますよ。どこのファンかは…、言わないでおきます(笑)」

-それは大人の事情でカットしましょうか(笑)。4月14日で26歳になる安部選手ですが、これから5年後はどうなっていたいと思いますか?

「5年後…。31歳ですねぇ。結婚して家族がいるのが理想ですよね。30過ぎて結婚してなかったら、僕はちょっと寂しくて(笑)。バスケットに関して言えば、もちろん現役でバリバリプレーをしていたいですし、プレーヤーを引退してからのことっていうのはまだ考えられないんですけど、何かしらバスケットに関わることはしていたいですよね。逆にその他のものに関わっている自分は想像できないかもしれません」


-ファン、そしてスタプロについて-
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-スタプロで3回目のインタビューとなる安部選手ですが、他のStaProWebの記事を読まれた感想を教えてください

「いやぁ、ほんとどの記事も結構掘り下げて話を聞いていますよね。選手の僕らが読んでも面白いと思いますから」

-では、もし安部選手がインタビューをするとしたら、誰にお話を聞きたいと思いますか?

「そうですねぇ。それは考えたことなかったですね。う~ん…ドルフィンズの中で言うと、もっとHC(アントニオ・ラングHC)の意見を聞いてみたいので、HCにインタビューしてみたいですね。かなり掘り下げた感じで(笑)。でも、違う競技の選手の意見や話しも聞いてみたいですよね。実際なかなかそういった機会ってないですから」

-スタプロアプリの投票でMNPに選ばれた選手には、毎週チームの広報担当者(後藤さん)がインタビューをして、公式HPにその様子を掲載しています。担当者の方のインタビューはいかがでした?

「え~!いやいや、もう…。(チラッと傍にいる後藤さんを見て)もちろん受け答えしやすい、凄く良いインタビューでしたよ(大笑)」
担当者・記者「無理してません(笑)?」
「いやいや(笑)」

-安部選手は今シーズンのナイスプレー総投票数で2位になったのをご存知でしたか?

「2位!?マジッすか!?えっ!ちょっと待って、マジッすか!!!だってそんなに活躍してないですよ。え~、もうビックリしました。皆さん、本当にありがとうございます!うわぁ、めっちゃ嬉しいです!!」

-MNPの受賞回数で言うと3回で、他の選手とも並んでいるんですが、安部選手はコンスタントに毎試合票数を集め、トータルで2位。最後の4試合、5試合でグンと票数が伸びてきていました

「そうだったんですね。最後の5試合っていうと…肉体的にも精神的にも相当しんどかった期間です。まずチームに怪我人が多くて、限られたメンバーで試合を進めないといけないし、『自分も怪我しちゃダメだ』と思って練習もどっかでブレーキをかけてしまうし、それもプレッシャーというか。本当にきつかったですね。今だから言えますけど、なかなか勝てない時期も続いていたのでちょっと心が折れそうになっていました」

-そうだったんですね。きっとその想いを胸にコートで頑張っている姿がファンの皆さんに届き、票数が伸びたんじゃないでしょうか。では最後に、そのファンの皆さんにメッセージをお願いします

「シーズンを通し、いつも応援してくれて本当に心強かったです。負けた試合でも『次、頑張ってね!』って声をかけてくれて。『やってやろう!』っていう気持ちになれました。最後の日立戦で会場から出たとき、ファンの皆さんが選手コールをしてくれたんですよ。本当にウルッときて、男泣きしてしまいそうになった。なんか凄く『ファンに支えられているなぁ』って強く感じました。あれ?すみません!メッセージじゃなくて、本当に僕の想いになっちゃいましたね。でも、これが今感じているファンの皆さんへの正直な気持ちです。だから次は、来シーズンは本当に結果が出るようにして、僕らがみんなを元気付けられるようにしたい!!そう思っています」

チームの司令塔である五十嵐選手の背中を見ながら、“自分らしいプレー”でJBL2011-2012シーズンを駆け抜けた安部選手。ファンの皆さんに「今シーズン、最も成長した選手は?」というアンケートを行えば、彼の名前を挙げるファンの方も多いのではないだろうか。来シーズン在籍4年目となる彼が、今度はどんなプレーでアリーナを沸かせてくれるのか、アリーナ観戦の楽しみがまた一つ増えることだろう。StaProWebは選手、そしてファン皆さんのリアルな“想い”を伝え続ける。シーズン終了後の彼の素直な言葉には、ファンの皆さんへの“感謝”が溢れていた。

[インフォメーション]
取材場所:三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ専用体育館
チーム名:三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ
対象選手:安部潤(あべじゅん)
文/写真:宮本雅

[取材こぼれ話]
取材にはだいぶ慣れてきたという安部選手。
でも、最近購入したiPhoneはまだまだ使い慣れていないとか。
「もっと使い方を覚えて、スタプロアプリも完璧にマスターします!」とのことです。
プレー同様、iPhoneの自主トレもこのオフに必要かもしれませんね(笑)
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