朝は寒い。昼になれば18℃くらいまで上がりそうなので暖かく感じるか。
3年生の孫、お腹の痛みは引かないようで今日も学校を休んだ。8時過ぎに様子を見に行ったが寝ていたのでそのままにしていた。
お昼には焼き芋を食べ、魚フライ(手作り)が食べたいというので魚フライを2切れ、美味しく食べたようだ。
 何故、お腹が痛いのか。便秘は確かだろうが、祖母2人と父親のうがった見方は「持久走に対するストレス」ではないかと。確かに本人は、「12月が持久走があるから一番嫌い」と言っていたのでまんざら。



 今日の午後は、まちづくり委員会だった。委員会の前に土呂久公害を扱ったドキュメンタリー「咽び唄の里 土呂久」を鑑賞した。
 写真と16ミリフィルムで記録されたものをDVDに落としたものだったが、なぜこんなにひどいことをやるのか、とてもじゃないけれど人間のすることではないと思った。
 亜ヒ酸製造が本格化し、汚染による人に対しての明らかな異変が出たり、牛馬が変死したことを受けて獣医師が「牛馬の内臓などの鑑定と一緒にヒ素の毒性の問題」を県に報告しても無視し続けた県、その後、土呂久小学校に勤務した齊藤教諭が教研集会などで取り上げて全国的に認知されることとなった。
 紆余曲折を経て、ようやく公害を認めた県であるが企業側に立った和解の道を探る黒木元宮崎県知事、2次認定や3次認定の人達に対しても同じスタンスを取り、泣き寝入りするような和解以外にはなかった。勿論、和解を拒否した原告の方たちもいたようだ。

 被害者の会などが結成され、土呂久公害に対する支援も大きくなり訴訟の道へと進んでいくがここまでに長い年月を費やした。
裁判は最高裁まで闘われ、最終的にはある程度の金額は勝ち取ったものの和解で終了したようである。和解について、「裁判費用はお互いが持つことになる」ので、その点は残念であると述べた組合員もいた。裁判に事務官として書類等を作成したことがあったようである。

裁判というもの、弱者にとって「これほどまでに厳しいものなのか」幾度となく思い知らされたドキュメンタリーであった。