#514 北陸雪風情 11 | No Photo,No Life!!

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JR全線完乗が目標の旅ブログ・・・「旅ノート」。乗り鉄・撮り鉄・模型鉄以外にも、PC・釣り・飛行機などなど多趣味で、面倒くさがり屋な、そんな学生のブログです。

前回の続きは大多喜からです。



【第4日目 1/7(Sat)】

  <大多喜駅周辺散策>

 大多喜13:31~(いすみ鉄道 普通 上総中野行き)~13:52上総中野

 上総中野15:01~(小湊鉄道 普通 五井行き)~16:12五井

 五井16:23~(内房線 普通 安房鴨川行き)~17:31浜金谷

 浜金谷→金谷港18:20~(東京湾フェリー)~19:00久里浜港→久里浜


■忠勝だけに「カツで勝つ」


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キハ52系の急行列車に乗り「デンタルサポート」大多喜に到着した後は、

ちょうど昼の時間なのでここ大多喜駅周辺で昼食をとることにしました。


大多喜駅は相対式ホーム2面2線を有する地上駅で唯一の有人駅。

窓口・自動券売機・売店が設置され、いすみ鉄道本社が隣接します。

また駅には車庫が設けられていて全列車の運用拠点になっています。

因みに大多喜も千葉の訪問歯科:デンタルサポートが命名権を取得し、

「デンタルサポート」大多喜と駅名に愛称が付けられています。


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急行列車はそんな相対式ホームの1番線に入線します。

降りると、目の前には発泡スチロールで出来た本多忠勝がお出迎え。

なんでもテレビ東京のテレビチャンピオンという番組の企画の一環で、

いすみ鉄道を支援しようということでこの本多忠勝像を作ったんだとか。

ところで「本多忠勝」とは誰かと言うと、戦国時代~江戸時代の武将。

徳川氏の家臣で、さらに徳川四天王・徳川十六神将に数えられるほど、

つまりそれほどの実力がある俗に言う「戦国武将」の有名な1人です。

大多喜とは上総国大多喜藩の初代藩主に選ばれたという接点があり、

上総大多喜に10万石の土地を与えられ大多喜城を拠点としていました。


なるほど大原の駅弁は「勝」に「とんかつ」をかけているのですね(笑)

・・・というわけで、今回は本多忠勝の勝にかけてトンカツを食します!


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駅から徒歩5分、大多喜城下の古い町並みの中にその店はあります。

「とんかつ亭有家」・・・とんかつを専門とした和食定食屋です。

店内に入ると、まず雰囲気のいいおばちゃん店員が迎えてくれます。

内装は城下町をイメージした和風で落ち着いた昔ながらの大衆食堂。

かつの種類は城下町らしく大名・家老・旗本、さらに松竹梅の計9種類。

他にもカツ重やミルフィーユかつなど、家族でも楽しめるメニューです。


店内入って正面の席に座りメニューを見てみるとその多さにビックリ。

普通のとんかつだけではなく創作とんかつの種類もかなり豊富です。

しかし種類が多くてどれにしようか迷ったので今回はカツ重をチョイス。

飾られている昔の地図などを見ながら熱いお茶をすすり待ちます・・・

そして10分後、これまた大衆食堂らしい重のカツ重が運ばれてきました。

重を開けると、大きいカツ・豪快にのった卵・そして真ん中は青海苔・・・?

カツ丼の上に青海苔がのっているのはあまり見かけないですねぇ。

でも食べてみて納得。少ししょっぱい味を落ち着かせてくれています。

カツ丼にも意外と青海苔あうんですね。カツも柔らかくて申し分なし!!

しっかりと全体に味がしみた米も美味くカツと一緒に箸がすすみます。

これで1050円也。なかなか美味くお手頃な値段で満足です^^


■房総半島横断の旅


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いすみ200型(左) と キハ52系


カツを食べて旅行最後の体力補給をした後はゆっくりと駅に戻ります。

その前にまだ時間があったので駅に戻る途中に車庫に寄ってみました。

車庫には乗ってきたキハ52と大きなHMを付けたいすみ200型が停車中。

何やらいすみ207型のHMには白い布が被されてHMが隠されています。

実は、これは翌日のいすみ203型といすみ207型のラストランの準備。

現在走っているいすみ200型は製造されてから既に24年経過しています。

そのため老朽化も見られつつあり寿命が近づいているのでしょう。

HMのデザインは明日までのお楽しみ・・・ということですね。


因みに、いすみ200型はかつて富士重工が閑散線区向けに製造していた

「LE-CarⅡシリーズ」と呼ばれる低コスト軽快気動車シリーズの1つ。

「NDCシリーズ」と同じく車両の機器にバスの部品を多く流用しています。

ボディは同社のバスをベースに・エンジンもバスのエンジン搭載のため、

低予算で利益を上げにくい閑散線区でも導入しやすい利点があります。

しかし富士重工は開発を新潟トランシスに譲渡して鉄道事業から撤退。

その後バス似の外見を鉄道車両に近づけたり車両性能を向上させたり、

様々な改良を経て完成した車両は「NDCシリーズ」と呼ばれています。

すなわち「NDCシリーズ」の先駆者が「LE-Carシリーズ」なわけですね。


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いすみ200-205


駅に戻ると、ちょうど大原行きのいすみ205型が入線してきました。

見ると確かに乗降ドアといい窓の高さといいバスらしさが感じられます。

これこそが「LE-Carシリーズ」の決定的な特徴と言えるでしょう。


さて、ここからはいすみ鉄道と小湊鉄道で房総半島を横断します!

大多喜まで来たなら引きかえすより完乗した方がおもしろいですからね。

いすみ205型が行ってしまうと、その後すぐにキハ52系がホームに入線。

車内整備を終えキハ52系は急行2号の折り返しの急行3号に就きます。

急行列車の発車は大原から来る普通列車の到着を待ってからの発車。

その普通列車がここから乗る列車、もちろん黄色いいすみ200型です。


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しばらくホームの椅子に座っているとやがていすみ206型が入線。

1両編成というところがいかにも第3セクター線といった雰囲気ですね。

いすみ鉄道の普通列車の乗り方は『後ろ乗り前降り』というシステム。

切符を持っている場合は後ろから乗り降りる時に乗務員に切符を回収、

切符を持っていない場合は車内で整理券を貰い降りる時に精算します。

(もちろんフリー切符の場合はそのまま乗って乗務員に見せるだけ)

車内はドアから入ってすぐに大きめのステップがあり、いかにもバス。

内装からも「LE-Carシリーズ」の特徴が数多く見られますね。

座席は緑1色のモケットのロングシートで、窓は開閉しないタイプです。


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因みに車内には沿線の学校の生徒が書いたらしき絵がたくさん。

車内はちょっとした「いすみ鉄道の絵画ギャラリー」ができていました。

その中でも、やっぱり多く見られたのはキハ52系を題材に描かれた絵。

沿線住民たちの『キハ52系の登場への大きな期待』が感じられますね。


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ホームで待っていた乗客を乗せると、列車は大多喜を発車しました。

大多喜~上総中野は11km:20分の旅。"何もない"中を進んでいきます。

列車は大多喜を出るとまもなく夷隅川を渡り、その後も並走します。

山を避けるように何度も大きく蛇行する夷隅川に合わせて線路も蛇行。

変わらず沿線には休耕田と雑木林などが見られる"何もない"車窓です。

さっきと変わったところといえば、やはり木が多くなったということでしょう。

大多喜を越えると本格的に半島中央の山間部に突入していきます。


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そんな地形の中を列車は進み、久我原も発車するとここで車内放送。


「まもなく川を渡ります。その川の中央に釣りをしているムーミンが見えてきます。進行方向左側に見える青い物体がムーミンです。列車は速度を落として運転しますのでどうぞご覧ください。」


・・・なんでもムーミンが鉄橋の上から川釣りをしているそうなのです。

列車は減速すると鉄橋の中央に釣り糸を垂らした青いムーミンを発見。

ちゃっかり足元にもバケツがあり中には魚が2・3匹・・・芸が細かいです。

それにしても「青い物体」っていう表現もどうかと思いますがねぇ・・・(汗)

しかし普通列車でも観光案内を行うとはなかなかの力のいれようです。


ムーミンが釣りをしている鉄橋は久我原を出て2つ目の鉄橋。

やっぱりここもどの列車で案内してくれるので見逃すこともありません。

そしてまもなく列車は総元に到着、さらに山間部に突入していきます。


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列車は進行方向の両側を山に囲まれるようになります。

しかし周りは誰も立ち入っていないような自然が広がっていました。

総元を発車すると後は西畑といすみ鉄道の終点の上総中野の2駅だけ。

ますます本格的になっていく山間部は、逆に"何もない"車窓です。

そして大原から26.8km:約60分、終点の上総中野に到着しました!


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上総中野はいすみ鉄道・小湊鉄道が乗り入れる2面3線を有する無人駅。

ただしそのうち2本はホームに接しておらず留置線扱いになっています。

小湊鉄道ホームに隣接している木造の駅舎には待合室しかありません。

(切符の券売機もないので運賃精算は全て車内で下車時に行われます)

トイレは駅舎を出て右折した所の大きな竹の形をした建物にあります。


というわけでいすみ鉄道最西端の駅は上総中野にやってきました。

いすみ鉄道と小湊鉄道の終点の駅なのにどっちも無人駅なんですね・・・


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いすみ206型


列車から降ります。ここまで乗ってきたのはいすみ200型206編成。

そういえばいすみ200型に付いているHMはどれも違うものなんですね~

ちょっとしたところにも拘りを見せてくれるとはユーモアさが感じられます。


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因みに、ここまで車両の形式名を「いすみ200型」と紹介してきましたが、

厳密に言えば「いすみ200'(いすみにひゃくだっしゅ)」が正式名称です。

というのも、いすみ200型は元々いすみ100型という名前の車両でした。

しかし様々な改造を施し仕様を変更したため形式名が変わったのです。

車内をセミクロスシートからロングシートに変えたために100から200に、

さらに小改造を受け200から200'に番号が変わっていったというわけです。

平成22年8月に全般検査を受けた印に「22-8」の文字が書いてあります。

県花の菜の花を表す黄色に海と山を表すエメラルドグリーンの車体は、

まだまだキレイで何度も改良をして大事に扱っていることが分かります。


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さらにいすみ鉄道はディーゼルカーを所有しているため環境にも配慮。

なんでも車両の燃料にバイオディーゼル燃料を混ぜているというのです。

バイオ燃料といえば石油に替わる代替エネルギーとして有名ですよね。

コスト削減のため・次世代への挑戦のためそれを使っているのでしょう。


いすみ鉄道の後ろ乗り・前降りのシステムはサボに書いてあります。

これなら初めていすみ鉄道に乗る人でも一目で分かりますね。


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側面サボ。各車両には側面に「大原-上総中野」のサボが付いています。

ムーミン一家が揃って並ぶデザインはちょっとした可愛さがありますね。


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そういえばいすみ鉄道、小湊鉄道との直通運転案があるそうです。

キハ52系を使い大原から五井まで房総を横断する急行を作るとのこと。

・・・しかしまだ社長の構想に過ぎず、まだ線路が繋がってすらいません。

元々国鉄木原線で線路が繋がっていたいすみ鉄道と小湊鉄道ですが、

第3セクターに移管された後はポイントも撤去されて直通不可状態に。

線路が繋がって房総横断急行が出来れば注目の的間違いなしでしょう。


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いすみ鉄道ホームを小湊鉄道ホームから見ます。

ホームは木造の屋根・ベンチ・灰皿・自動販売機と整備されています。

自販機はやっぱりキハ52系と同じデザインの国鉄色を纏っていますね。


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それでは小湊鉄道ホームに移動します。・・・踏切を渡るだけですが(笑)

いすみ鉄道の駅看板は近代的なプラスチックに印刷されたものですが、

小湊鉄道の駅看板は木に黒い文字と昔ながらのつくりになっています。


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さて一旦駅舎から出てみます。

駅前には自動販売機・ポスト・公衆電話と駅外としての設備は十分です。

トイレは本当に大きな斜めに切った竹が駅舎の脇に鎮座していました。

駅舎の雰囲気はいいのですがなんかトイレのつくりがシュール・・・(汗)

駅前にはちょっとした商店が県道との交差点まで続いていました。

しかし決して賑わっているとは言えず・・・いかにも田舎の雰囲気です。


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駅に戻ります。小湊鉄道ホームから大多喜方面を見てみます。

小湊鉄道の線路も奥は車止めがありいすみ鉄道とは繋がっていません。

手前の線路といすみ鉄道のホームの間の空間は昔線路があった跡地。

木原線時代は列車交換も可能な大きな駅だったのでしょうね。


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同じく小湊鉄道ホームから五井方面を見てみます。

小湊鉄道のホームには外ですが屋根の付いた待合室もあります。

また駅周辺の観光案内看板もあり、出発前に確認するといいでしょう。

この周辺には養老渓谷があり有名な房総の温泉街となっています。


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いすみ200型(左) と キハ200形


さて一通り駅周辺は見終わったので駅舎で座っていることにしました。

なぜなら次の列車まで約1時間・・・かなり長い時間待つことになります。

しかしじっとしていてはつまらないので線路で遊んだり・・・(苦笑)

結局、気が付いたら小湊鉄道の車両が入線してきました。


房総半島横断の旅は半分終わり、ここからは小湊鉄道で横断します!

小湊鉄道は五井から上総中野の39.1kmを70分で結ぶ地方交通線。

非電化かつ単線の路線のため首都圏ながらも古い雰囲気が残ります。

列車は普通列車のみ、車両はキハ200形気動車が14両所属しています。

国鉄キハ20系の設計を基本としつつ独自の設計が行われています。


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キハ200形の側面には大きく「K.T.K.」のプレートがあります。

実はこれ関東では有名私鉄の京成電鉄のグループ会社を表します。

(しかし京成グループでありながら事実上は独立して事業を行っている)

そのため車両の前面からも京成色が感じられるつくりになっていたりと、

ちょっとしたところから京成グループの1つだということが見うけられます。


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さていよいよ車内に入っていきます。

小湊鉄道は基本1両編成ながらも運転士と車掌の2人が乗務していて、

降車のときには車掌に切符を見せてから降りる仕組みになっています。

座席は黄金色のモケットのオールロングシートで、近郊電車の雰囲気。

車内からは独自の雰囲気がありながらもキハ20系の色が見られます。

今回は最後尾運転台のすぐ目の前の座席に座ることにします。

車内から見て貫通扉を挟み右側に手ブレーキのハンドルがありました。

今では必要でなくなり使われなくなったところが国鉄車両らしいですね。


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そして15:01、定刻通りに上総中野を発車。

いよいよ房総半島横断の旅は後半、小湊鉄道の旅がはじまります!

列車はゆっくりと上総中野を発車するとさらに山間部を走っていきます。

元々、小湊鉄道は外房にある安房鴨川町を目指して敷設された鉄道。

しかし、半島中央の山間部のトンネル工事は苦戦を強いられるもので、

結果木原線の終点の上総中野まで開業して延伸は落ち着きました。

そのためここからはより山間部になり多くのトンネルが見られます。


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列車はしばらくすると早速トンネルに突入していきます。

18‰勾配・山を切り欠いて敷設した線路・・・条件の過酷さが分かります。


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トンネルを抜けるとさらに山間部の地形が見られます。

いすみ鉄道ではありませんが、まだまだ"何もない"車窓が広がります。


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・・・しかし、沿線には緑で色づいた畑が見えてきます。

だんだんとゆっくりではありますが沿線に"何かある"様子が伺えます。

夕陽に照らされて列車は賑わいがある山間部を進んでいきます。


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沿線の畑にはユニークな案山子も見えました。

色とりどりのおめかしをした案山子は乗客も楽しませてくれますね。

・・・ところで林に浮かんでいる大きな猫と大きな顔はなんでしょう?


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山間部を走っていた列車ですが、そんな風に平地が見えてきます。

養老川と並走しながら列車は房総半島の東を目指して進みます。

どうやら半島中央の山間部は越えて山を下っているようです。


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列車は山を下っていくとやがて高滝に到着します。

ホームの木にはイルミネーション・地面にはサンタの格好の雪だるま。

・・・もうクリスマスは終わってますし、1つ倒れてますケド・・・(汗)


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そんな高滝を発車し湖を渡ると、いよいよ平地を走るようになります。

しかし周囲はまだ山に囲まれていて沿線には休耕田が広がります。

いよいよ本格的に平地に近づいていることが分かりますね。


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列車は大きく左にカーブすると上総鶴舞に到着しました。

ちょうど線路の右側に大きな国道も見え始め、遂に山を抜けたようです。

上総鶴舞を発車すると少しずつ住宅街も見られるようになってきました。

やがて、そんな住宅街に囲まれたところにある上総牛久に到着です。


上総牛久は2面3線を有する地上駅で有人駅。

古い商店が立ち並んでいる旧南総町地区の中心駅になっています。

そのため、上総牛久~五井間は需要が高く折り返し列車が多く設定。

またホームが多いためここで列車行き違いが頻繁に行われています。


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この列車もここ上総牛久で列車行き違いをするために長時間停車。

やがて反対側からもキハ200形の1両編成が入線してきました。

上総中野~上総牛久間は運行方式の簡略化のため1列車しか走れなく、

それでも本数確保のためにここで頻繁に行き違いが行われるそうです。


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列車行き違いのあと上総牛久も発車すると住宅街の中を走ります。

上総牛久から先はひたすら五井を目指して平地を進んでいくだけ。

だんだんと千葉の中心部の賑わいが感じられつつありますね。


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やがて列車は五井の2駅手前の海士有木に到着しました。

海士有木に近づくにつれて五井駅周辺の住宅街が見られてきます。

因みにそんな大きな住宅街の東の端にあたるここ海士有木にはかつて、

京成千原線が終点のちはら台からここまで延伸する計画があったとか。

なるほどそれ程五井駅周辺の住宅街からの通勤需要があるのですね。

しかしその計画は工事が難航したために中止、現在に至っています。


そんな海士有木を発車するともう終点の五井は目の前です。

列車は五井駅周辺の住宅街を進んで行き、やがて右に大きくカーブ。

カーブすると内房線の線路と合流し車庫の横を通り五井に到着します。

終点に到着しこれで房総半島横断の旅は終了。

・・・というわけで、ついでに東京湾も横断してしまいましょう!!


■東京湾横断の旅


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五井に到着し跨線橋を渡って内房線のホームにやってきました。

今回は房総半島を横断するついでに東京湾も横断してしまいます!

実は金谷港~久里浜港に「東京湾フェリー」というフェリーが出ていて、

1時間に1本と千葉と神奈川を結ぶ航路として多くの利用者があります。

そんな「東京湾フェリー」に乗って久里浜港から京急に乗って帰路へ、

その前にフェリーが出ている金谷港の最寄駅は浜金谷を目指します。


10分ほどしてやってきたのは209系普通列車、今朝も乗りましたね。

フェリーが出ている浜金谷へは五井から普通列車でおよそ1時間。

209系に乗って、疲れが出たのか爆睡しながら浜金谷に向かいました。


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浜金谷に到着し列車から降りると既に外は真っ暗でした。

そんな中を駅から歩くこと10分、一際明るいフェリーターミナルに到着。

券売機で乗船切符を買い乗船開始までお土産屋を物色して待ちます。

浜金谷フェリーターミナルは1Fに券売機・窓口が設置されている他に、

千葉土産を集めたお土産屋が併設され多くの種類を取り揃えています。

土産を買うならばここで全てが揃ってしまうほどの豊富さです。


ゆっくり見て回っていると、出発10分前に乗船開始のアナウンス。

乗船口で乗船切符を見せて橋を渡り早速船の中に入っていきます。

客室は2階構造で、下の階には自動販売機・上の階には売店も設置。

売店には軽食類・飲み物が用意されていてビュッフェになっています。

・・・しかし座席は多く並んでいるのですがいまいち乗車率はなく閑散。

この時期のこの時間の便ではそんなに乗らないものなのでしょうか?

階段を上って1つ上の階の座席の窓際に座って出発を待っていると、

気が付いたらゆっくりゆっくり動き出して夜の東京湾を進んでいました。

東京湾40分横断の旅、今回の旅行のラストランナーの出発です!


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船内では旅行前に友人が持ってきてくれていた関西土産を食べながら、

くだらない雑談をしてラストランナーの久里浜港到着を待ちます。

夜の東京湾は遠くが見えるわけでもなく、ただひたすら闇が広がるだけ。

それでもだんだんと旅行の終わりが近づいている気がしてきました。


そして40分、あっという間に経ってしまい終着の久里浜港に到着です。

後はバスで久里浜駅に向かい京急に乗って川崎からバスで帰るだけ。

下船して地上に降り立つとフェリーの到着を既にバスが待っていました。

バスに乗り京急久里浜へ、見慣れた赤い電車に乗って帰路につきます。

2100系のインバーターの音がいつも聞くようでどこか懐かしい感じ。

いよいよ旅行が終わるんだという実感がふつふつと湧いてきました。

遂に京急川崎に到着、この後はバスで帰宅しました。


・・・


いすみ鉄道はかつて存続の危機にありました。

しかし現在の社長の努力が功を奏し多くの乗客を呼び寄せました。

さらにキハ52系の導入は多くの国鉄ファンを揺るがした大きなニュース。

いすみ鉄道の知名度はもはや日本全国規模で知られ渡ったのです。

そういえば、現在いすみ鉄道には新車導入の計画が立っています。

「いすみ300型」、新潟トランシス製の「NDCシリーズ」です。

確かにいすみ200型は24年走り続けていて老朽化も見られています。

そんないすみ300型は6年以内に全てのいすみ200型を置き換え予定。

いすみ鉄道も新車が導入できるほどの賑わいが戻ったというわけです。

「"何もない"がそこにある」―――

いすみ鉄道のキハ52で昭和の汽車旅を味わってみては如何ですか?



これで冬旅行記は全て終わり、次回は総括編です!