もう一つ、残念ながらこれは海上なので観るだけだ。現地へ行くことはできない。
しかしこれは航空映像で観ると結構な驚きを誘うだろう。
これは下関市大字六連島周辺の地図である。
(長州出島付近を眺めている最中に気が付いた)
地図では何もないただの海なので、航空映像モードに切り替えて拡大して欲しい。
すると…
何と、沈没船が映し出されている!!
地図の縮尺で調べる限り船は結構大きなもので、全長は50m以上ある。
舳先を下にして半分、沈みかけている。
驚くべきことだ。県内でもこうして半ば沈没している船が曳航されることなく、静かに朽ち果てていくのを待つ場所があったのだ。
Yahoo!航空映像は、現地へ行けないこういう場所であっても家に居ながらにして興味深い映像を提供してくれる…
…と、ここまで読んで、何の疑念も抱かなかった方がいらして別にいけない訳ではないのだが、もしかすると今少しの洞察力が必要なのかも知れない。
どういうことかと言うと…
”沈没船”の南側(地図では下側)に航行中の船が写っているのが見えるだろう。よく見ると、この沈没船に瓜二つなのだ。それもサイズや船の仕様が同じというレベルではなく、甲板に写っているものから船の角度まで何もかも一緒だ。
お気づきになっただろうか。
このことから推測されるに、これは真の沈没船ではなく、Yahoo!航空映像の処理過程で、現に航行している船が二重写りで処理された幻影と見るのが妥当だろう。海面と二重写りになっているので、恰も沈没船がそこにあるように見えるのである。
その証拠に、航空映像モードのまま北東側(地図では右上側)を表示させてみよう。そこにも2隻の船が航行中で、それを平行移動しコピーしたような沈没船っぽい映像が海中にうっすらと表示されている。まさかこれも全部沈没船という筈がない。画像処理上のダブリだろう。
残念だった。ちょっとガッカリしてしまっただろうか。
もっとも、国内でもよく探せば海上に一部の姿を露呈させているホンモノの沈没船が航空映像モードで観られる場所があるかも知れない。
(あったら教えてね♪)