方向幕の交換 | 時刻表燈のブログ

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みなさんこんにちは、梅雨の晴れ間で大変蒸し暑い関東地方。


そろそろエアコンの出番でしょうか?自分は職場がエアコンが効いているので、現状、自宅では扇風機で我慢しております。



さて、今日は行き先表示器の方向幕を交換したのでそのご紹介。


交換したのは・・・・


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JR東日本京浜東北線209系に使われていた方向幕の表示機。


この209系側面表示器はものすごく汎用性の高い表示器で指令器の使用を考えなければ、211系(JR東日本車)、215系、217系、253系、255系、351系、更にはJR北海道の721系、731系なんかの方向幕が装着でき、他の指令タイプの表示器よりも軽量で比較的手軽に扱えます。


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家庭用電源での電動化もやりやすく、自分は写真の様な外付けスイッチを製作して離れた所から操作をできるようにしてあります。


先ほど触れたように色々な幕が装着できるので今までは・・・


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このJR北海道の721系方向幕を装着していました。

今回、これを外して他の幕に交換しようと思います。



まずは・・・裏側を見ていただき、幕を上のドラムに巻き上げます。


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下のドラムに下端部がビニールテープで3か所止めてあります。

これを左右そして真ん中の順に外します。

この時下のドラムを手で押さえておいた方が良いかも・・・

テープが外れた瞬間勢いよくドラムが空転しますんで・・


それから表示器裏から見て左側にモータがあります。


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このモータの右側の黒い物体が「クラッチ」と言います。

モータの回転を表示器のドラムに伝えるのが役割になり、これをドラムから外すとモータの回転はドラムに伝わらなくなります。

逆に言うとクラッチを外すとドラムは手動で回転できるようになります。


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これがドラムとクラッチが噛んでいる状態。(モータの回転がドラムに伝わる状態)



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これがクラッチが外れている状態(ドラムがフリーの状態)


この状態にすると装着されていた幕が抜きとれる状態となります。


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この様に幕を取り出し巻き取っていきます。


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手で巻き取っていき全て抜き取ります。

そして外した逆の手順で新たに装着する幕を装填します。




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向きに注意して上のドラムにビニールテープで3か所止めます。

止めたら、クラッチを繋ぎモータを回転させ上のドラムに幕を巻き取っていきます。


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この時最初に外した幕をこの様に・・・


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ガイド兼押さえとして使うとスムーズに巻けます。

全て上のドラムに巻き上げ・・・



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今度は下のドラムに持っていきます。コードセンサーの間を通し下側のドラムに幕を誘導します。

下のドラムのところに幕がきたら止めるためのビニールテープを適当な長さで3本用意しておきましょう。


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スグに手に取れる位置にテープを用意します。


そして下のドラムに装着する前に忘れてはいけないのはこれ。


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字が逆さを向いていますが見えるとおりに撮影しています。

「↓方向に○○回巻くこと」これはほとんどの表示機に採用している幕の張りを保つために非常に重要な作業になります。

表示器のバネの強さにより巻く回転数は個体差がありますので「○○回」と手書きで記載されています。この表示器は「33回」ですね。


最後の方はバネの強さに手が負けてしまいそうになるカモですが頑張って巻きます。

ドラムを巻き終わったら巻きつけ方向に注意して先ず真ん中を止めます。

この真ん中を止めるまでは、巻いたドラムが戻らない様、ちゃんと手で保持しなければいけません。


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後は左右の端を止めれば装填完了です。


スイッチ操作で下に幕を巻き取ってみましょう。


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今回装着したのはJR東日本E217系の幕でした。

E217系は全車「LED表示」になってしまっているのでこの幕表示は実車では見る事はできません。




慣れてしまえばそんなに時間もかからず、仕舞ってあるだけではもったいないので暇があるときにこの様に交換して楽しんでおります(^'^)



こんな趣味ってなかなか理解されませんね(+o+)



それでは・・・