今日は、古典の授業でした。 | シックスセンス おかんブログ

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幾つになっても、ワクワクしていたいです。
進化していたいです。
常に動いていたいです。

でも、他愛のない日々をつらつらと書き綴っています。



通小町 (かよひこまち)
深草少将が絶世の美女 小野小町に恋をします。
小町は少将に「百日 私のもとへ通うのよ。そしたら、その思いに応えましょう」と伝えます。
少将ははじめは車で、のちには徒歩で小町の元に通うのですが
99夜で死んでしまいます。思いが残る少将は怨霊となり小町に取り憑くのです。
それが前回

今日は待望の
卒塔婆小町(卒都婆 授業はこちらの字)

よっ待ってました(ノ^^)八(^^ )ノ

高野山の僧が、都にいく途中 みすぼらしい老婆が朽ちかけた卒塔婆の上に 腰かけているのに出会います。
咎めて立ち去るよう言います。
すると老婆は、僧との問答になり 言い負かしてしまいます。
この問答が素晴らしいところなのですが、長くなるので カット

ただ者ではないと感じた僧は、礼を尽くし 名を尋ねると
「落ちぶれてはいるが、小野小町」だと明かします。
小町は 昔を懐かしんだあと 狂乱します。
恋を成就できず迷う少将が 取り憑いたのです。
やがて、狂いから覚めた小町は 悟りの道に入ろうとします。

三島由紀夫が 戯曲として書いています。

仏教哲学とも言える問答です。
ドナルド キーンさんが、絶賛したと聞いています。

いやー、本当に面白い