「能」の入り口にいます | シックスセンス おかんブログ

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幾つになっても、ワクワクしていたいです。
進化していたいです。
常に動いていたいです。

でも、他愛のない日々をつらつらと書き綴っています。

古典の授業も 終盤
「あと授業も、数回となりました。提案ですが、このまま教科書に沿って続けるか?
それとも先生の選んだ、少しストーリー性のあるものに変えてみますか?」
との質問に答えたのは
数人の生徒
で、ストーリー性のあるものをプリントで学ぶことに
受験対策ではない授業ならではのことでしょう
で 始まったのが 能
あまりにも有名な 世阿弥の「井筒」  かく言うわたくしめも、無知です。
そんなことくらい知っているよ と言う方もお付き合いください。

これが井筒 井戸の囲いのこと 能の舞台は最小限のセットで情景を表す。
「伊勢物語」での在原業平と紀有常の娘(二人は夫婦)のはなしに基づいた
500年間待ち続ける女と、旅の僧のおはなし
初瀬参り(長谷寺)の途中、有原寺の廃墟に立ち寄った僧の前に現れた女は、業平との
純愛物語を語ったあと、その女は自分であると名乗り井筒の陰に姿を消す。
その夜僧の夢に、業平の形見の衣装を着けてあらわれた女は、業平への思慕の情を述べ、舞を舞う。舞い上げて井筒に姿を映せば、見えるのは「業平の面影」であった。
夜も明けて僧の夢は覚めた。

シテ (主役)  若女 面
ワキ        旅の僧
後シテ       井筒の女
井筒の作り物に添えられた一株の薄は、古寺の秋を表す
旅の僧が、夢で件の女と逢うために、衣を裏返しにして着て寝るとかいてある。
繋がった!
以前長女の、モスクワ大学に通う友達が聞いてきた 小野小町の歌

いとせめて 恋しきときはむばたまの 夜の衣をかへしてぞ着る

そうか 恋しきときは着物を裏返してきて寝ると 夢で逢えるのか
別れの朝お互いの、夜着を交換したりもする
なまめかしいお話になってきました(笑)
次回は 偶然 小野小町のお話です。
薪能でも、行ってみようか?
知識なさ過ぎて 退屈でしょうか?
1月に科目履修生の募集要項が発表されはじめ、願書のダウンロードができるようになります。
今は公立高校無償化中で いい環境なのです。何がとれるだろう