
個人的に大好きなルアー アイルマグネットDB125F。
初めて目にしたのは恐らく小学生か中学生の時だったはず。
当時からこのルアーの存在は知っていたものの、時代はバス釣りの最盛期。
私も例に漏れず少年バスアングラーの一人だった。
ソルトルアーフィッシングがまだまだ下火であったあの頃、釣具屋の片隅にひっそりと陳列されるアイルマグネットには見向きもしなかった。
時は変わって大人になりシーバスフィッシングを始めた頃、アイルマグネットに再び出会う事になる。
アイルマグネットシリーズの中で一番興味を引いたのがアイルマグネットDB125F。
「DB」はどうもダートベイトを意味するようだ。
アイルマグネットの初代が発売されたのは1996年頃。
そこからアイルマグネットNEO→アイルマグネット3Gリップレス→現在海外を中心に販売されているマグダーターに至る。
(日本でも販売は行われているようだが、釣具屋を回ってもどこにも置いていなかった。)
アイルマグネットの歴史については、DUELのWEB SITEで詳しく解説されている↓
https://duelmagazine.jp/column/nishijimaniche/7/
元々105mm、125mmのラインナップだったが、最新のマグダーターでは165mmモデルが追加されているようだ。
(アイルマグネットリップレスではスリムタイプの145mmが発売されたが割とすぐに廃盤となってしまった。)
シリーズ毎でカラーラインナップが異なる。個人的には初代、アイルマグネット3Gのカラーラインナップが好みであった。
(DUELの体質なのか、製品の移り変わりが激しくお気に入りのルアーが廃盤となってしまい泣く人が多い事だと思う。)
マグネット重心移動システムで飛距離は申し分無し。
貫通ワイヤー採用で大型の魚がヒットした際も安心してファイトが可能。
対応するフックのサイズにも幅を持たせてあり、OWNERであれば#1のフックを背負っても問題なく泳いでくれる。
(マグダーターはST56#1がデフォルトでセットされていたような気がする)
今の時代でも125mmクラスで#1を背負えるルアーは数少ないと思う。
どんなスピードでリトリーブしても動きが破綻せず水面から飛び出さず泳ぎ切る。
特徴的なのはアクション。
基本的にはワイドウォブンロールアクションであるが、高速でリトリーブすると絶妙にスライドアクションを起こす。
これが青物を中心とした対象魚を狂わせるとのレビューをよく目にする。
私もこのルアーでシイラを釣り上げた時、スライドした瞬間にヒットした事が多かったように記憶している。
今でも磯のヒラ師、外洋で釣りをするアングラーより絶大な支持を受けているようだ。
よくよく考えると、今で言う「ヘビーデューティーモデル」のスペックが20年以上も前に開発、販売されていた事に驚いた。
誰が作ったのかと調べてみると、FCLLABOの津留崎氏であった事を知り思わず唸ったのを覚えている。
最近よく行くフィールドにアイルマグネットDB125Fを持って釣行。
今時のルアーと比べても飛距離は遜色が無い。気持ちよく飛んでくれる。
残念ながら魚と出会う事は出来なかったものの、久しぶりにこのルアーをキャストを出来た事が幸せだった。
いつかこのルアーに活躍の場を与えてあげたい。
夢に見た大型を追い求めて、釣行を重ねたい。
