基本データ

落差:2m(大滝)、20m(うなぎ昇り二段の滝)

所在地:山梨県上野原市棡原

水系:桂川水系鶴川

難易度:1(5段階中)

評価:☆☆☆(5段階中)

訪瀑日:2025年3/21

 

上野原市の棡原地区にある滝で、尾続地区と棡原地区を結ぶ聖武連橋の近くにあります。この聖武連橋は2004年以降老朽化で通行止めになっていたそうですが、2017年に新たに架け替えられて再び通行できるようになりました。そして、そのときにこの橋の近くにあるこの2滝への道も整備されたとのことで、要するについ最近になって人目に触れるようになった滝になります。

 

滝へのアプローチ方法は鶴川右岸を走る県道33号線から聖武連橋を渡っていくか、もしくは鶴川左岸を走る車道から行くかの2通りありますが、今回は歩行距離の短い鶴川左岸側の車道から行くことにしました。左岸側からアプローチする場合、入口はここになります。この場所には下の写真のように「聖武連橋」との案内も出ています。

 

ただ、この標識は小さいので見逃さないように注意してください。ちなみにですが、この場所から鶴川下流方向へ車道を進むとすぐに下の写真のようにトンネルがあります。

 

このトンネルを抜けてすぐ棡原橋という橋があり、その真下には向風の滝が落ちているので、セットで訪れることをお勧めします。

 

話を戻して、滝へ向かいます。入口から進んでいくとやがて山道になって斜面を下っていきます。そして歩き始めて3分程で写真のような分岐が出てきます。

 

案内の通り左に進むと滝の方向へ、右方向へ行くと聖武連橋方面になります。今回は滝が目的なので左に進んでいきます。

 

滝への道はこのようにきちんと整備されていますが、これまでよりは若干険しくなります。ここから鶴川へ向けて更に下っていきます。

 

鶴川まで降りてきました。ここからは左岸沿いを下流方向へ進んでいきます。そして、すぐに行程の中で最大の難所と言っていいポイントが現れます。

 

難所のへつりポイント

 

上の写真が問題の箇所です。ここはへつりながら突破します。幸いロープが付いているので慎重に行けば問題ないのですが、くれぐれも川に落ちないように注意してください。ここさえ越えれば再び平坦な河原を進むことができます。

 

やがて前方の川幅が狭まってきて滝がありそうな雰囲気になってきます。そして、入口から10分程でようやく滝に到着です。

 

大滝

 

落差は2mくらいで、「大滝」という名にしてはかなり小さいですが、鶴川本流に懸かるのでかなりの水量です。入口からの距離はそうでもないですが、途中に少しアスレチック要素が入っていたので滝まで来ると達成感があります。

 

大滝

 

ちなみに、なぜかこの場所には滝の案内がありませんが、ここで道が終わっているのでこれが大滝で間違いないでしょう。

 

大滝・滝壺

 

滝は小さいですが、大きな滝壺を有しています。

 

そして、この大滝の滝壺には左岸から支流が滝となって流れ込んでおり、これがうなぎ昇り二段の滝になります。

 

うなぎ昇り二段の滝・下段

 

観瀑台からは下段を見下ろすような形になります。

 

うなぎ昇り二段の滝・下段

 

下段の滝は10m弱くらいの印象です。

 

うなぎ昇り二段の滝・下段

 

写真右側に写っているのが大滝になります。

 

うなぎ昇り二段の滝・下段上部

 

岩肌の上を滑るようにして落ちていきます。

 

うなぎ昇り二段の滝・下段中部

 

支流の滝なので水量は少ないです。

 

うなぎ昇り二段の滝・下段下部

 

大滝同様、この場所には滝の案内はありませんが、まあ名前からしてこれがうなぎ昇り二段の滝で間違いないでしょう。線が細く、確かにウナギが昇っていくかのようです。そして、二段の滝の名の通り上段もあります。

 

うなぎ昇り二段の滝・上段

 

下段と異なり、こちらは直瀑です。

 

うなぎ昇り二段の滝・上段

 

岩の亀裂を流れ落ちています。

 

うなぎ昇り二段の滝・上段

 

上段は高い側壁に囲まれていて、閉塞感があります。

 

うなぎ昇り二段の滝・上段上部

 

よく見ると上部に更に続いているのがわかります。

 

うなぎ昇り二段の滝・上段上部

 

そういえば、分岐地点の案内にあった「うなぎ渕」について事前に調べていたとき、近くに落差30mの滝があるとの記述がありました。その滝こそがおそらくこのうなぎ昇り二段の滝だと思います。ぱっと見20mくらいだと感じましたが、上部にもまだ滝が続いていそうなのでひょっとすると30mあるのかもしれません。

 

うなぎ昇り二段の滝・上段

 

観瀑台から見える部分は10mあるかないかといったところです。

 

ちなみに、この観瀑台はちょうどこの滝の上段と下段の間に設けられているので、一度にこの滝の全景を撮影することはできません。全景を撮影したければ、大滝のすぐ横まで降りる必要があります。

 

大滝・横から

 

大滝のすぐ横まで来ました。やはり観瀑台からよりもここからの方がより迫力を感じられます。

 

大滝・横から

 

ちょうど写真を撮っているこのあたりは一部岩肌が濡れて滑りやすくなっている箇所もあるので十分注意してください。

 

うなぎ渕(おそらく)

 

現地に案内が何もないので詳しいことは不明ですが、分岐の地点にあった「うなぎ渕」とはこの大滝から下流の細長く瀞になっている部分を指すのではないでしょうか。ここがうなぎ渕であれば近くにうなぎ昇り二段の滝という名の滝があることも納得です。

 

うなぎ昇り二段の滝・全景

 

大滝の横まで来るとこのようにうなぎ昇り二段の滝の全景を見ることができます。

 

うなぎ昇り二段の滝・全景

 

こうして見上げるとこの滝の高さを実感できます。

 

うなぎ昇り二段の滝・下段

 

このように下段のすぐ近くまで来ることができます。

 

うなぎ昇り二段の滝・下段

 

下段が大滝の滝壺に流れ込む地点です。さすがに装備なしではここまでが限界でした。

 

あまり知られてはいませんが、一度に2つも滝が見られる上、周辺の環境も良いのでお勧めです。