基本データ
名称:竜門の滝
落差:12m(男滝)、14m(女滝)
所在地:山梨県甲州市大和町初鹿野
水系:富士川水系笛吹川支流日川など
評価:☆☆☆(男滝)、☆☆(女滝)
難易度:1(5段階中)
訪瀑日:2025年4/26
まず、滝の位置です。笛吹川の支流である日川が創る竜門峡(日川渓谷)に懸かり、竜門峡という名前の由来にもなっているこの渓谷を代表する滝です。
国道20号線から日川沿いを走る大菩薩初鹿野線に入りしばらく進んでいくと、やがて左手に竜門峡の駐車場が出てくるのでそこに車を停めます。
この場所にはこのように全体の案内図が載っています。この駐車場は竜門峡の玄関口にあたり、ここから日川に沿って終点の天目山栖雲寺までの2.4kmの遊歩道が付けられています。
この渓谷には4つ名前が付いた滝があり、ここの案内には上のように最下流の竜門の滝と次に紹介する予定の落合三つの滝の写真が載っています。
この日は下流から順番に滝を巡りながら終点の天目山栖雲寺まで歩いていくことにしました。
駐車場を出発すると、早速日川に架かる立派な竜門橋を渡ります。そして、橋を渡って直進するのが本来の遊歩道のルートになるのですが、実は遊歩道を辿っても竜門の滝だけは見ることができず、別ルートでのアプローチが必要です。
竜門橋を渡ると、右手になにやら分岐する道があり、実はここが竜門の滝への入口です。とはいえ、ここには滝への案内が無く、歩き始めていきなりコースアウトしないと滝に行けないので事前に知っておかないと通り過ぎてしまう可能性が大です。
この道自体はしっかりと整備されており、問題無く歩くことができます。
脇道に入って少し行くと、このように倒木がある場所に出ます。そして、ここからがわかりにくくなるのですが、滝へ行くにはこの倒木のあるところあたりで川に向かって方向転換して進んでいきます。本当はここを直進すると開けた場所に出て、そこから下流方向へ折り返すように続く踏み跡を辿るのが正規ルートだと思いますが、この倒木のある地点から少しショートカットすることができます。
1つ前の倒木のある地点から川の方を見るとこんな感じで少し窪んでおり、ここを下るように進んでいきます。幸い、傾斜は緩く歩く分には全く問題ありません。
倒木のある地点から窪んだ緩い斜面を下っていくと踏み跡が左から合流して来るので、これを辿っていきます。
やがて、先程通った竜門橋の真下あたりまで来ました。滝とは真逆方向に進んできたので、間違っていないか若干不安になった記憶がありますが、結論を言うとこれで合っています。本来であれば、この滝がこの渓谷のメインになるので案内の1つくらい設置してくれれば良いのですが、なぜかスタート地点の駐車場のところにしか無いので、この点に関しては正直かなり不親切だと感じてしまいます。
ちょうど橋の真下まで来るとこのようにロープが垂れ下がっており、ここからようやく河原に下りることができます。ロープの強度はしっかりしており、体を預けても問題ありませんでした。河原へ下りた後は上流に向かって進んでいきます。道は無いものの、歩きやすいところを選んでいけば特に難所はありません。そして、入口から10分ちょっとで滝が見えてきます。
竜門の滝・全景
向かって左が男滝、右が女滝になります。そして、この2滝の総称が竜門の滝になっています。
竜門の滝・全景
女滝はこの写真ではわかりにくいですが、右側の岩壁のようになっているところです。
男滝
まずは男滝から見ていくことにします。
男滝
このように滝のすぐ近くまで行くことができます。
男滝
すぐ隣にある女滝に対する形で、男滝と呼ばれています。
男滝・正面から
落差は12m 2段になって落ちる段瀑です。なお、落差40mと言われることもあるようですが、どう考えてもそんなにはありません。
男滝・正面から
日川本流に懸かるだけあって水量が豊富です。ただ、実はこの滝はすぐ上流で取水されており、これでも本来の流量ではないとのことです。もし取水されていなかったらもっと豪快な姿だったであろうと思うと惜しいです。
男滝・正面から
この渓谷を代表する滝だけあってそれなりの風格があります。
男滝・アップで
くの字のように途中で腰を折って流れ落ちる姿が特徴的です。
男滝・上段
上段は水が噴き出すように流れ下る直瀑です。
男滝・下段
下段は岩の上を滑り落ちる斜瀑です。
男滝・滝壺
このように滝壺はしっかりとした大きさがあります。
男滝を見た後は、女滝に向かいます。女滝は竜門の滝(男滝)の前からでも見えていますが、対岸にあるので直下に行くには日川を渡る必要があります。このときはちょうど男滝の滝壺のあたりで川幅が狭くなっているところがあったので、ジャンプして川を越えることができました。
女滝
日川本流に懸かる男滝に対して、こちらは支流の大蔵沢に懸かる滝になります。
女滝
落差は14mと男滝よりはややこちらの方が大きいです。
女滝・滝壺から
ただ、この滝、事前に調べていた姿とはあまりにも違う様子だったので驚きました。というのも、本来であれば岩肌の上を幅一杯に水が流れ落ちているはずなのですが、この日はこの通りかなり水が少なく、ほんのチョロチョロでした。
女滝
渓谷の最上流まで行った後、大菩薩初鹿野線を歩いて戻ってくるときにこの滝のある大蔵沢に架かる橋を渡りますが、そこから見たときは沢にはちゃんと水が流れていました。ここから察するに、おそらくこの滝の上で取水されており、この日はたまたまほとんどの水が取られてしまっていたのだと思います。
女滝・滝壺
男滝に比べると、滝壺は小さくかなり浅めでした。
女滝・上部
落ち口から流れ出した水が、岩肌の上を滑り落ちてきます。今回はかなり水量が少ないですが、本当なら黒く濡れたところまで水流があるようです。
女滝・下部
今回は岩肌を伝う程度の流れでしたが、本来であれば落ち口から直接滝壺に落ちる直瀑になっているようです。
ややアプローチが面倒ですが、この渓谷の顔と言える滝なので、直下まで行くことをおすすめします。




























