エンジニア派遣やSESのビジネスをしていると
派遣社員の方などエンジニアさんが、ある日突然仕事場に来なくなってしまう
ことがありますよね。。。。
そんな時の体験と私がどのようにしたかを書いてみようと思います。
<背景>
経歴的には申し分なく、人柄もいいスーパーエンジニアさんを
お客様先に派遣することになりました。
ただ2週間ほど経過してから体調不良で勤怠が悪くなり、
数日後には職場に行けなくなってしまった。
<理由>
メンタルの病気を患っていたことがあり、回復をしたと思っていたが
まだ完治していなかった。
また個人事業主だったので収入0が続いていたので早く仕事に復帰したかった。
<私の対応(対:エンジニアさん)>
とにかく話を聞き、怒ることなどはせず。
話を聞き続けました。
そうしているとその方から処方されたお薬の話などもしていただき
色々と状況がわかりました。
その際、一番気にしているのはお客様先から貸与されたものの受け取りと
お客様への返却なので悪化しないようにとにかく気を遣って対応をしていました。
(後日、無事に回収。返却しました。)
<私の対応(対:顧客)>
お客様にはエンジニアさんの状況を日々伝えていました。
復帰できそうかどうか、現場に問題がなかったか。
お客様からのプレッシャーがあったのか、貸与されているものは無事に回収できそうかなど。
ほぼ毎日夕方には連絡をしていました。(1日1回から2回)
お客様から「状況はどうなってますか?」と聞かれることがないようにとにかく誠心誠意対応しました。
最初は、怒られていましたが徐々に怒りもおさまってきました。
この報告の際の大切なことは嘘を絶対に言わないこと。
そうしないと後々、話が合わなくなるとさらにお客様の信頼を失ってしまいます。
<私の対応(対:顧客の契約窓口)>
契約窓口(購買部門)への報告も行いました。その際は顛末書を用意し、
報告を行いました。会社レベルですと話が大きくなるので担当として作成して
訪問時に説明をしました。(これで会社として出してくださいと言われた際には
会社として出すかどうかを上長と相談しようと思っていました)
顛末書には(経緯、原因、今後の対策)を書いています。
■経緯(参考)
2021年●月●日 エンジニアが体調不良を訴え欠勤
2021年●月●日 体調不良で午後から出社
■原因(参考)
事前の打ち合わせ時に、エンジニアの体調面の確認などできていなかった
■今後の対応(参考)
自社の社員や自社のプロジェクトで実績のあるエンジニア以外の提案は
今後行わない
この辺りを詳しく丁寧に書くようにしました。
なお、このようなケースでもエンジニアさんへの費用支払いは発生します。
(数週間で出勤できなくなったため、引き継ぎや端末のセットアップで終わりましたが
拘束はしているのでその分の支払いは発生します)
私の場合は、社と相談してエンジニアさんには支払いをするがお客様には請求しないという
方向で進めましたが、結果としてお客様から費用はいただけました。
(法律的には支払い義務がお客様にもあるため、お客様の方からお支払いしますと
お話をいただけました。)
とにかく自分が責任を感じているという姿勢は大事だと思います。
ただそういうトラブルが多い会社は、平気で請求してきて
営業さんは2度と顔を出さないということが多いようです。