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父と胸腺がんとわたし

父が胸腺がんになりました。
がんなんて他人事と思っていたけど、身近にせまってきました。
父とわたしと家族のお話です。

「お父さん、癌かもしれない」


母に言われたのが、2012年10月下旬。



もの凄く体調が悪いというわけではなかったけど、血痰が数回出て気になり近所の病院へ。

レントゲンの結果

「もっと早く来ていればなぁ」

「若いのにもったいないな」

「すぐにでも市立病院に行って」

というお言葉を頂いたとのこと。


肺に映ってはいけない物が映っている。


心霊写真じゃん!!


なんてふざけた事を言っていたら、あれよあれよと検査の予約をいれられ

「CTガイド下肺針生検」とか「PET検査」とか忙しくなった父。


でも、どうやら肺じゃなくて「胸腺」らしい。

「胸腺」なんて生まれて35年で初めて聞いた。

もちろんググりまくる。フランス料理の「リードボー」だという事も判明。


検査結果を聞く前の入念な下調べ。

「胸腺腫」なのか「胸腺癌」なのか、病期はどれくらいか、抗がん剤は何を使うのか

放射線治療なのか、陽子線は効くのか、オペはするのかなどなど質問てんこもりで病院へ向かう。

癌の資料もプリントアウトして、ファイルにもまとめちゃった。

医者からしたら、めんどくさい患者の家族だったかも(笑)


父と母と私で病院に向かう。

父・・・・・ことの重大さがわかっていない

母・・・・・「お母さんわかんないし、怖い」戦力外



結果「胸腺癌」と伝えられました。


私「胸腺腫じゃないんですか?」

医師「癌です」



癌宣告ってわりとあっさりしてるなというのが私の感想。

オペを前提にした治療方法で話はすすむ。

ただ、市立病院は呼吸器外科がないのでオペが出来ない。

近くの大学病院か、希望するなら癌センターも可。紹介状の宛先はなんとでも書けますよと言われたけど

どこの病院がいいなんて、即時に決められません。

癌センターなら、柏か築地。行けるけど、通うとなると家族がしんどい。

でも柏の癌センターは、肺や胸腺の症例が多くて良いみたいな事も書いてあったな・・・。


どうしようどうしよう・・・・。


当の本人は、ぽかーーんとしている。


私「とりあえず通院の事も考えて、近くの大学病院でお願いします。そこの担当医と話して治療について納得の行くものだったらそこでお願いするし、そうでなければまた考えます」


と、言ったけど病院を変えるなんて大変なんですよね。

でもここで決めないと話が進まない。

医師に「いつ行きますか?」と聞かれても

えーーと仕事がどうのこう・・・・とか、うーーん・・・・という返事しか出来ない父。

上の空って言葉がぴったり。

「ご自分のことですよ!」って言われてしまう始末。

母にも「自分のことなんだから、ちゃんと考えて」って言われてたけど

でもさ、癌って言われてすぐに色々決められないよなーーーって今になって思いました。



癌なんて、テレビや他人の事のように考えていました。

父も私たち家族も。

身内・親戚にも癌はいませんでしたしね。


癌て病気、本当にあるんだ。

しかも「胸腺癌」ってなんだよ!


というのが私たちの素直な感想。



そしてここからが始まりでした。






因みに


父・・・66歳

母・・・同じ


2人とも中学卒業と同時に田舎から集団就職で上京。

新橋で出会い20歳で結婚したそうです。

出来婚ではないらしい(笑)


家族は私の他に長女(45)がいて、結婚後都内にいます。