先天性心疾患 | RIKUと一緒に

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両大血管右室起始症という心疾患を持った次男坊と家族の事を綴ります。

RIKUと一緒に家族一つになり疾患と戦って行きます‼︎


パパの「気胸は大丈夫だけど、ちょっと大変な事になっちゃったよ。」
という言葉を聞いて、時間が止まった気がしました。


「ベビーは大丈夫?何かあったの?」と聞くと、「心臓に病気が見つかった、先天性心疾患で100人に1人だって。」


肺気胸で運ばれたのに心臓に疾患があるなんて思ってもみなかったので、頭がまた一瞬真っ白になりました。


しかし、パパが「だけど、助かる方法はあるんだって。手術が何回か必要みたいだけど。でも、今の病院だと手術が出来ないからまた2、3日中に横浜の方に転院するよ」と、循環器の先生から説明を聞いてきた紙を見せながら簡単にパパなりに説明してくれました。


この時点での病名は大血管転位、両大血管右室起始症でした。
職業柄専門学校で解剖学をやっていましたが、あまりに複雑な心疾患でわけがわからないのが正直なところでした。


そして私はなんだかこの時マイナスな考えしか浮かばなくて、もう息子は抱けないのだと思っていました。
また転院なんて・・・この時点で頭がボーっとしていました。
たぶん私は説明を聞き「そっか・・・」としか返せてなかったと思います。


だけどそこでパパが「ちゃんと病名があって治す方法があるからよかったよ‼︎」と声をかけてくれたのが、私の心に響きました。

そっかー‼︎助かる方法はあるんだよね‼︎と私の頭、心が目覚めました。
が、パパは面会時間が終わるから帰るよ。
という言葉でまた心細くなりこの時初めて涙が出そうになりました。

「どうしよう。」と言うとパパは「大丈夫だから‼︎」と言ってくれました。



私はパパが大丈夫‼︎と言ってる時は本当に大丈夫なのを知っています。
だから、私はパパを信じて一緒に歩んで行くのみ‼︎
なので、この時涙は引っ込みました。
やっぱり心強い旦那さんだなと改めて思いました。