原田ひ香さんの「三千円の使いかた」という本を
数ヶ月前に購入し、最近また読み返しています。
みなさんは、今ご自分のお手元に3,000円があったとしたら、
どのように使いたいと考えますか?
私の場合、真っ先に思い浮かんだことが
「スーパーに行くと一回で3,000円すぐ消えるな…」
でした(笑)
「三千円くらいの少額のお金で買うもの、選ぶもの、
三千円ですることが結局、人生を形作っていく」
物語冒頭に登場する、第1章の主人公である
美帆の祖母・琴子の言葉です。
3,000円あったら、より少額のものをたくさん買って
気づいたらなくなっている、という人もいれば
どうしても欲しいけれど高額なものを買うために、
すぐには使わずに貯めておいて、その金額分の
お金が貯まった時に思い切って買う、という人もいます。
限られた金額のお金をどのように費やすかは、
その人が何に価値を見出すか、すなわち
その人の価値観に直結していると思います。
使うにしても、貯めるにしても、
未来の自分が後悔しない使いかたをしたい。
そんな風に思わせてくれる物語です。