今月の11日に誕生日を迎えた妹が、昨日私におねだりして来た。
「プレゼントなんだけどさあ、物でもいいんだけど、いらない物をもらってもしょうがないじゃん?だから現金がいいんだけど。そっちのほうが自分の欲しいものが買えるからさ。」
ずいぶんとストレートに来たな・・・
気持ちは分かるし確かにその通りなのだが、可愛げがなさ過ぎるぞ。
おかげで「何か喜ぶものを・・・」と考えていたこちらも、一気に萎えた。
せめて「くれる気持ちは嬉しいんだけど、プレゼントが欲しくないものだったらお互い不幸だよね?何かいい方法ないかな?」
などと遠まわしに言えんのだろうか。
オマケに欲しい額まで「これ位くれてもいいよね。」的な口調だった。
私の誕生日には何もしなかったくせに、要求だけは一人前か。
「善処するよ」と言ってその場はお茶をにごしたが、どうしようか悩んでいるところへ母が・・・
事情を説明すると「そんなこと言ってきたの!?まったく、自分はお兄ちゃんに何もしないくせにね。どうせあなたのことだから希望の額を渡すつもりだったんでしょ?その半分で十分だよ。」
では、お言葉に甘えて半値で行くか。
だがそれでも、もらえたのは嬉しかったようでニコニコ顔だった。
文字通り、現金なヤツ。