独学で始めて通算4ヶ月。
まだ行き詰まってはいないのだが、もしかしたら一度しっかりと教わった方がいいのかもと思ったりもしていた。
そんなとき、親に
「近所に音楽教室があったから、話きいてみたんだ。無料の体験授業もやってるらしいから、行ってみれば?」
と勧められたので、ちょっと行ってみた。
母がどこまで話したのか知らないが、先生にお会いするといきなり
「情熱大陸を弾いてらっしゃるそうですね。聴かせてもらってもいいですか?」
とリクエストが。
まあ、聴いてもらう気ではいたが、いきなりとは思わなかった。
そして、私自身もまだまだだと分かっていたので、さらにうまくなれるよう酷評を期待したのだが、感想はその逆だった。
「本当に独学ですよね?それで、しかもたった数ヶ月でここまでできるなんてすごいじゃないですか。」
それに対して私は「長い間ピアノをやってたから、楽器は違いますけど音楽の下積みがあるだけですよ。」
と音楽がまっさらな人間ではないので、これくらいの期間でできて当たり前だと言った。
ところが
「いや、そんなことはないです。他の楽器をやってても、普通の人はチューリップやキラキラ星でも弾けるようになるまで1ヶ月はかかります。しかもこれは、教室に通っててできるようになる時間です。それを考えると、独学でこのレベルにまで持っていけるというのは、才能があるんですよ。」
色々なところで「曲を弾けるようになるまでは1ヶ月」という話を聞いてはいたが、それは楽器経験の有無に関係ないようだ。
誉められたのはこれで2人目で、オマケにどちらもプロだ。
ということは、私にヴァイオリンの才能があるのは確かなのかもしれない。
しかし、これを仕事にする気はない。
趣味でやるから面白いし、やる気も出るからだ。
実際、本当にうまい人というのは、そういう表に出ない人の方が多いのかもしれないな。