「予告どおり・・・」といいながら、年が明けてもう14日。
何を書くかは決めていたが、いいタイトルが思い浮かばず今に至ってしまった。
誤ることはないのかもしれないが、お待たせして申し訳ない。
では、本題に入ろう。
今回は「良性腫瘍と悪性腫瘍の違い」だ。
よく聞く言葉だが「じゃあどう違うの?」と訊かれたら専門家でもない限り言葉に詰まるのではなかろうか。
なので、それぞれの特徴を下に表した。
成長速度 良性腫瘍 遅い 悪性腫瘍 速い
境界 良性腫瘍 明瞭 悪性腫瘍 不明瞭
染色体 良性腫瘍 正常 悪性腫瘍 ほとんど異常
核 良性腫瘍 正常 悪性腫瘍 不規則
転移 良性腫瘍 なし 悪性腫瘍 あり
2番目だけ補足説明がいりそうだな。
「境界」というのは、がん細胞のくっつき方のことである。
良性腫瘍は、のりで貼り付けたように腫瘍がペタッと体にくっついているだけである。なので、一回キレイに取ってしまえば、再発する心配はない。
これが、医師が「よかったですね」と言う理由だ。
一方の悪性腫瘍は、細胞が我々の体に入り込んでくる。なので、同じようにキレイに取ったとしても、体内に残っている可能性が十分ありえるのだ。しかも潜んでいるのは、大きさが1ミリにも満たない細胞数な上に、その場に留まることがない。
つまり一言で言えば「転移する恐れがある」ということだ。
そして腫瘍にはもう一つ、「良性と悪性の中間」というものがある。
こいつは、ベースは「良性細胞」だが、成長速度が速かったりと一部悪性腫瘍の性質を持ち合わせているタイプだ。
「・・・ん?まてよ。上の説明だと、良性腫瘍でも転移する場合もあるんじゃないのか?」
とお思いの方がいるはず。
仰るとおりだ。上の説明では確かにそうなってしまう。
では、どうやって良性悪性の区別をしているのか。
それは「転移するかどうか」で決めているのだ。
上の表のようにそれぞれで特徴はあるが、明確な境界をつけるとこれが1番分かりやすく判断もしやすい。
転移するのは悪性腫瘍、それ以外は良性腫瘍。
それでいくと「良性と悪性の中間」も悪性ではないので、転移の心配はないということになる。
いかがだろうか?
長々と話してしまったが、言いたいことは
「良性腫瘍と悪性腫瘍の違いは、転移するかどうかの違い」
である。
それだけ知っていただければ十分だ。
この調子で、これから不定期に書いていこうと思う。