東大医科学研究所の中村祐輔教授の言葉だ。
彼のもう一つの顔・・・というか役職は、内閣官房医療イノベーション推進室長である。
「国の制度や仕組みを変えようと頑張ったが、各省庁の調整機能さえ果たせず、無力を感じた。日本で研究した新薬を日本の人たちに最初に届けるのが夢だった。」
この言葉を聞くと、日本は「無力」というより「無能」に思えてくる。
先のブログに乗せた「世界初の肉腫治療薬」についても、「前例がない」という理由で日本で治験が行われなかった。どれだけ自分がかわいいんだ?
そのくせ、我々には「チャレンジ精神をもて」などと言ってくる。
チャレンジさせる気がないのに、チャレンジ精神を持たせるのはおかしいと思うのだが。
別にこれは、薬に限った話ではない。
そんなだから、「ホンモノ」と呼ばれる人間は、みんな海外へ行ってしまうのだ。