4年生引退ブログ ディサロ峻ヴァレンティノ 「勝者のメンタリティ」 | 立教大学体育会サッカー部日記

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立教大学体育会サッカー部のマネージャー日記です☆
2013.3~



4年生引退ブログ


本日の担当は、
今年からプレイヤーから学生コーチに転身し、圧倒的な熱量でチームに勝利を導くあの方!





No.33 ディサロ峻ヴァレンティノ




『 勝者のメンタリティ 』















同学科の私のことを単位メーカーそして事務連絡要員のマネージャーとしか思っていないヴァレくん。そして、女の子には特に優しく、表だけ良くしとけば良いと語る彼。しかし、彼女ができたらちゃんと愛す良い男。彼は私の恋のキューピッドであるため、頭が上がらない。また、サッカーを愛しすぎて、授業はサッカー観戦会と化す。部活では、指導歴を感じさせないほどの指導っぷりでチームを勝利に導く熱い男。そんなイケメンハーフ。」

青柳 陽(4年/学習院高等科)








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「勝者のメンタリティ」


日頃より立教大学体育会サッカー部を応援していただき誠にありがとうございます。今年より学生コーチを務めております4年のディサロです。
ここでは、自分のサッカー観を綴れたらと思っております。


まず初めに立教大学体育会サッカー部に所属する全ての人に感謝したいと思います。自分のコーチへの転向を許可してくださった幹部の方々や自分を歓迎してくださった倉又総監督、池上監督、飛田コーチ、保坂コーチがいなければ今の自分はいません。それだけでなく水島コーチ、柳澤フィジカルコーチ、浅井学生コーチ、木下学生コーチ、古杉学生コーチなども加わり、充実したスタッフが揃ったことで厚みが増し、組織力が上がりました。彼らから多くの刺激をもらい、様々な学びを吸収したことで自分の成長を何倍も加速させてくれました。このスタッフと共に指導できた1年間はこれからの僕の人生において、間違いなく大きな影響を与えるものになります。心から感謝すると共に、これからも末永くよろしくお願いいたします。


「勝者のメンタリティ」

私が初めてこの言葉を聞いたのは中学生くらいの時だったと思います。

サッカーが大好きで一日中ボールを蹴っていた小学生の頃にはそんなこと興味なかったし
、多くのことを考えていなかったのですが、いつからか猛烈に勝利に対して執着するようになって以降、「勝利」は技術だけではないその他の多くの要素が合い重なって初めて生まれるものだと実感し、よりサッカーに深くのめり込んでいきました。

技術以外のその他の要素とし勝利をもたらすことが出来るものが「勝者のメンタリティ」です。

しかし、それが何かを具体的に言語化することはできないし、実在するのかもわかりませんが私は感じます。


この勝者のメンタリティとは何かをずっと自問自答してきました。勝者のメンタリティはどうやったら手に入れられるのか、誰が持っているか、それを持つ選手はチームにどのような結果をもたらせるのか。

自分はCチームの選手に対して自分のプレーだけに精一杯になるなと言ってきました。例えば、セットプレーにおいて味方のマークのミスにより失点した時に、自分のミスではないからか、知らん顔している選手がいました。私はその行為に対してサッカー選手として大切なマインドが欠けていると感じました。それはチームのためにプレーするということです。味方のミスによって負けるのはその人だけではなく、ミスした本人と自分を含むチームです。自分がミスをして失点に直結してもチームメイトが取り返せば勝ちです。なので自分のプレーの出来具合だけに興味を持つようなことが決してあってはいけません。

個人的に素晴らしいプレーをして満足のいく内容だったがチームは負けてしまった時に、俺は関係ないしって思ってほしくない。チームを勝たせるために死ぬ気で貢献してハードワークできる選手になって欲しい。

だから、チームがボール失った時に切り替えない人や、必死に耐えなければいけない時間帯にチームのために走れなかったり体張れない選手を見ると、勝ちたくないのかと思ったり、正直使えないなと思う。

逆に、チームメイトが致命的なミスをしたら、試合に勝つためにそれ以上にギアを上げて取り返してやるって思ってしい。ミスした張本人は切り替えて勝利を持ってこなければいけないし、切り替えることができるのも一つの技術だと自分は思っています。


ありとあらゆる試合や状況の中で個人ではなくチームが結果を掴めるために、全ての局面を管理し最適な判断を選択し続けて時にはチームの精神的支柱として鼓舞して活気づけたり、落ち着きをもたらすことができる人こそが「勝者のメンタリティ」を持つ人なのではないでしょうか。


負けて楽しい試合なんて一つもないし、そうやって相手に勝ちたい気持ちをプレーに落とし込むことができればそのメンタリティは次第に身につくと私は思っています。 


4年間立教大学サッカー部で過ごした日々は一生忘れることのない日々になりました。サッカー部での活動は残りわずかですが、自分のサッカー人生は始まったばかりだし、「勝者のメンタリティ」を兼ね備えた監督になることができるように日々精進したいと思っています。

同期へ
君たちとは計り知れないほどの思い出を共有しました。いつもはサッカー部として鎬を削り合い、オフになれば旅行したりご飯食べたり本当に最高の日々だった。コーチに変わってからも今まで以上に関わり続けてくれたみんなには本当に心の底から感謝しています!ありがとう!

Cチームのみんなへ
今年Cチームとして活動した人、練習に参加してくれた人全ての選手に感謝しています。ケンさん(熊本の有権者/4年/ロアッソ熊本Y)をはじめとする同期の四年の協力には脱帽しました。彼らは下級生を教育し、自分がサッカーの指導に集中できる環境を整えてくれました。彼らがチームを作ってくれました。本当にありがとう。
浅井(学生コーチ/4年/國學院大學久我山高校)とは本当に長い時間を共にしました。浅井がチームに加わらなかったらここまでチームが成熟できなかったし、俺の求めるサッカーとより勝つために必要な要素をうまい具合にチームに落とし込んでくれました。練習前や後にはずっと選手につきっきりで話し合い、細かな指示や要求を絶えず行なっていました。その積み重ねが選手の成長を助けました。試合に勝った日はこれでもかと言わんばかりに騒いで、負けた日には一言も喋らず帰ったこともありました。その全てが良い日々だった。ありがとう。
それ以外に来年もサッカー部に在籍する下級生のみんなはもっと上手くならないといけない。フィジカルや技術の面だけでなく戦術理解度も深めるためにより勉強しなくてはいけないし、プレーを安定させるために24時間をデザインして多くの時間をプレーの向上に努めて欲しい。そして心からサッカーを愛してください。君たちは私の指導者としてのキャリアの一期生です。君たちを指導している日々は本当に楽しい。必ず全国いこう。


家族へ
その寛大な心で包み込んでくれてありがとう。たくさん怪我して3回も手術したり、入院したりたくさんの心配をかけました。これからは怪我する心配はないから安心してください。小さい時から、毎日ご飯作ってくれたり、洗濯物してくれたり、応援に駆けつけてくれたり本当にありがとう。わがままで育てるのが大変な息子だったと思いますがこれからも末長くよろしくお願いします。













同期が企画してくれた引退試合
(1列目中央)







最高の瞬間






強シュー禁止
(背番号131)









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岩船 諒(FW/千葉県立八千代高校)
お楽しみに!!