【4年生の想い】覚悟 上田将寛 | 立教大学体育会サッカー部日記

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立教大学体育会サッカー部のマネージャー日記です☆
2013.3~


☆4年生引退企画☆ 


選手日記27人目は、強面な副将、上田将寛(流通経済大学付属高校)です。


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平素よりお世話になっております。
副将を務めさせていただいている4年上田将寛です。


普段から身だしなみには気を使っているつもりですので、吉澤の言う「清潔感」は何を意味するのか疑問が残るところではありますが、本文に移らせていただきたいと思います。
 

さて、この場を借りて私のこれまでと、今の心境を伝えさせていただきたいと思います。長く拙い文章かと存じますが、お付き合い頂ければ幸いです。


大学サッカーの4年間を振り返り現在の自分の立ち位置を省みると、悔しさしかなく、自分自身を納得させられる要素がほとんど残っていません。
関東昇格を目指すチームの副将であるにもかかわらず、トップチームのメンバーにも入れず、ピッチ内外で主将の関根を支えることすら十分にその役目を果たせていません。

自分自身が入部当初に立てた目標であり、ノルマでもあった関東昇格のための大会である参入戦のピッチにも、一度も立つことができていません。入部当時からスタメンで試合に出させていただき、先輩方に対し大口を叩いていたにもかかわらず、今の有り様を認めることは自分自身、非常に辛く難しい状況です。

私は大学生活の半ばまで、真剣にプロを目指していました。サッカー部を辞め、海外などプロに近づける他の場所でサッカーをする選択肢を探していた時期もありました。高校時代には日本一も達成し、今年も多くの同期がプロの道に進みます。
つまりは、田邊が言うところの「サッカー馬鹿」として生きてきました。自分にとって最も重要なものは間違いなくサッカーであり、今後も「サッカー」で生きて行くつもりでした。  

しかし、私は怪我をし、一度「サッカー」を失いました。
 


とはいえ、現状の原因は怪我をしたことではありません。 


「覚悟」が足りなかったのです。


怪我をする以前の自分の行いにも問題点がありました。
そして怪我を克服し、もう一度0から認められるための努力をする「覚悟」が足りなかったと思っています。

いつかはパフォーマンスが戻るだろうと慢心し、「ピッチ外でチームに対してできること」に逃げていた自分がいたのかもしれません。トップ復帰を目指すにあたって、菊地の言うところの権利を求めるための義務を果たせていなかったのかもしれません。サッカーの能力を積み上げることはしてきたものの、人間としての強さの積み重ねが十分ではなかったのだということでしょう。
自分が描いていた理想とは違った状況を受け入れ克服する「覚悟」が足りなかったために、現状が生まれたと思っています。


しかし、幸いにももう一つの目標である、関東に昇格できる組織作り、の点に対してはトップチームの外からでも、サッカーが無い自分として取り組むことができています。その目標に対しては、形は違えど「覚悟」を持って取り組み、Iリーグの優勝、昇格によってなんとかその意味を示すことができたのではないかと思います。
 

自分の事ばかり書かせてもらい恐縮ですが、もう少し続けます。


同時に、このチームが組織として足りないこともまた、一人一人の「覚悟」であると思っています。
様々な理由、目標をそれぞれが持ってこの立教大学体育会サッカー部に入部していると思います。
しかしそれぞれ個人の理由があったとしても、この組織が関東昇格を目指し、今後大学サッカーのトップレベルと戦っていくことは揺るぎない事実です。 
挨拶や愚痴、練習に取り組む姿勢、まだまだトップレベルを目指すにはふさわしくない言動が多々あります。


自分の思うようにいかないことには、サッカー以外においてもいくらでも出会うと思います。もう既に出会っている後輩もたくさんいるかもしれません。その一つ一つから、逃げずに「覚悟」を持って向き合ってください。向き合わない理由を見つけるのは簡単です。一人一人がそれを出来てこそ、強いチームに近づけます。
トップレベルにふさわしい組織の一員として、また自分の入部した意志のもと、「覚悟」を持って、ピッチ内外問わず、サッカー部の活動に取り組んでもらいたいと思っています。必ず今後に役立つはずです。

 
あと2週間ほどで18年間続けたサッカーを辞めることになりますが、サッカーを通して関わって頂いた全ての人と、トップチームで試合に出れなくなっても応援してくれた両親に、心から感謝をしています。
そして、同期をはじめ、今まで力不足で拙い自分の考えに耳を傾けてくれた方々にも本当に感謝しています。


私はサッカーを通してサッカーがなくても残る大事なことを見つけることができたと思っています。
また、就職活動も納得出来る形で終えることができました。来年度からは社会人としての目標に「覚悟」を持って臨み、恩返し出来ればと思います。


最後になりますが、関東に昇格するのは150人全員です。昇格してくれではなく、全員で闘い昇格するのです。


誰一人欠けることなく、みんなで関東へいこう。

 

えらく暗く長い文章になってしまい読みにくくなってしまいましたが、

次は、声以外完璧な英国紳士、副将の小林です。出来れば明るい文章をお願いします。

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関東大学サッカー大会 第3節
11月11日(土)
vs平成国際大学 
16:20k.o. @かもめパーク

アクセス
∟神奈川県横浜市泉区和泉町6505
:相鉄いずみ野線「いずみ野駅」より徒歩15分
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