【4年生の想い】サッカーが出来る喜び 宮城良壽 | 立教大学体育会サッカー部日記

立教大学体育会サッカー部日記

立教大学体育会サッカー部のマネージャー日記です☆
2013.3~


☆4年生引退企画☆


選手日記22人目は、時にスーパープレーで観客を沸かし、同期の中でも面白さ1.2位を争う宮城良壽(那覇西高校)です。



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地獄の三澤から紹介頂きました。コナンの犯人わかる前の犯人です。ちなみに逃げ切れたことはありません。誰がっっ!!
とてもいい紹介(振り)を頂きましたね。



それでは私の日記を読みます。


まず、立教大学に進学させてくれて、16年間サッカーをさせてくれた両親やお世話になった親戚にこの場を借りて感謝の気持ちを伝えさせて頂きます。
本当にありがとうございます。
これを読んでくれている後輩たちもいま当たり前に学校に行って大好きなサッカーができて、こうして幸せに生きていられるのも両親の支えがあるからです。感謝しましょう。
多少恥ずかしくても伝えるべきです。
両親へ、ありがとう、、。


両親への感謝を伝えたところで、私の日記をご覧ください。




せんしゅにっき
みやぎよしひさ


私は21年前沖縄県で生まれ、沖縄の暖かい気候と親の惜しみない愛情を受けて育った。

兄の影響もあり、幼い頃からボールを蹴っていた。
ボールを蹴って、蹴って蹴って、気がついたら高校生になっていた。
高校はサッカーの名門、N西高校に進学し、仲間と本気で全国優勝を目指した。

高校でも僕はボールをひたすら蹴っていた。
本気で蹴っていた。中々上手くいかない、狙ったところにいかない、それでもボールを蹴り続けた。
選手権大会の2回戦、僕は2ゴールをあげた。練習では上手く行かないことの方が多かった。でも、全国の舞台でようやく結果を出せた。とても嬉しかった。
しかし…次の3回戦で敗れ、結果は全国ベスト16に終わった。

高校卒業後、大学進学のため親元を離れ東京へ発つ。

成長して帰ってくる。その想いを胸に僕は飛行機に乗り込んだ。

3月 東京に到着
東京では右も左も分からない、初めての電車は人が溢れ、せかせか歩く人々、エスカレーターは左並びという暗黙のルール、なんだか落ち着かない。
かといって街に出ると人がたくさん。どうやら東京では毎日お祭りをしているようだ。

東京について15分…はぁ、帰りたい。
俗にいうホームシックというやつなのだろうか。故郷が恋しい。おいおい、まだ15分やし、ひーじーかやー?
安心してください。ひーじーやさ。


5月、さらなる高みを目指すため、私は大学の体育会サッカー部に入部した。

入部式の日、私は池袋キャンパスで迷い込み、遅刻してしまう。さっそくの失態だ。

軽く謝りながら、焦って後ろの席に座ると、『新入生は前だよ。』どうやら私はキャプテンの横に座っていたようだ。失態の嵐か。
すぐさま前の席に座りなおす。
新入生ミーティングでは体育会のあり方やサッカー部の目標、方針を話していた。
体育会では当たり前のことですが、遅刻は絶対に行けません。
すみません。

それからサッカー部に正式に入部、Cチームから厳しい練習や試合を重ね、私は現在Aチームで頑張っている。ここまで辿り着くのは長い道のりである。


しかし、私は重大なミスを犯し、約3ヶ月間サッカーが出来なかったことがある。

私はチームメイトを裏切り、両親を裏切り、私を応援してくれている人を裏切った。

私は絶望の淵に立たされ、サッカーが出来ない苦しみを味わう。チームを裏切ってしまった罪悪感でいっぱいになった。

チームのためならなんでもする。
だから、
もう一度みんなとサッカーがしたい…

それが私の答えだった。


甘い考えかもしれないが、そんな時、支えてくれたのは仲間だった。
こんな私に声をかけてくれた、もう一度サッカーをさせてくれるチャンスを与えてくれた。
私は立教の体育会サッカー部に入れたことを誇りに思います。
体育会サッカー部の仲間と、特に同期のみんなには感謝という感謝しかありません!
本当にありがとう。

その後、チームのために何ができるのか、信頼を取り戻すために何ができるのか、ここで、私の思考や行動は大きく変わったと思っている。

愚かな私は、そこで気づいた。

サッカーができる喜びや、仲間の大切さ、そして、自分がどれだけサッカーを愛していたか。
本来なら気付いているべきなのかもしれない。
これを読んでいる人には、再確認してほしい。そして気づいてない人がいるなら今、気づいてほしい。


私が伝えたいことは、
今あるこの環境は当たり前じゃない。自分が出来ることや、すべきことを妥協せずに取り組んでほしい。
私たちは、どんな苦しい状況にいても、支えてくれている、応援してくれている人がいることを忘れずにプレーしなければならないのだ。


 そして昨年果たせなかった関東昇格を叶えようとしている今私たちは、苦しい状況にあるかもしれない。
それでも、最後まで戦おう。

応援してくれている人のために、
なにがなんでもみんなの力をひとつに関東昇格を成し遂げよう。

やることはひとつ。自分たちがこれまでやってきたことを信じて勝とう!



以上、
沖縄のクロヒョウこと宮城良壽でした。
ご愛読ありがとうございました。

次回は、未だかつて見たことのないユーモアセンスを発揮し周囲を包み込んでくれる我らが守護神!
宮園エート君です!

ユーモア溢れる日記を書いてくれると思います。期待しましょう!


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都リーグ最終戦を見にきてくれた母親との一枚

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同期とのお気に入りの一枚

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関東大学サッカー大会 第2節
11月5日(日)
vs大東文化大学    
12:20k.o. @かもめパーク

アクセス
∟神奈川県横浜市泉区和泉町6505
:相鉄いずみ野線「いずみ野駅」より徒歩15分
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