【4年生の想い】岐路 〜自分の中でブレないもの〜 丹治大亮 | 立教大学体育会サッカー部日記

立教大学体育会サッカー部日記

立教大学体育会サッカー部のマネージャー日記です☆
2013.3~



☆4年生引退企画☆

選手日記15人目は、黙々と練習に取り組みながらも内に秘めた熱い闘志を燃やす丹治大亮(春日部東高校)です。


{7A7D6F33-B3CB-44BA-AA01-45D86F308D7C}




4年唯一の理系、数学を愛したが数学に愛されなかった男、丹治大亮です。
何言ってるかよくわかりませんね。

田邊が紹介してくれましたが、来週から教育実習に行きます。
この時期になってしまったことはなんとも言い難いですね。

さて、早速ですが本題に入っていきたいと思います。

私は、大学4年間で大きな2つの岐路に直面しました。そんなときに大切にしていたことを元に、伝えたいことをまとめたいと思います。話を進めやすいように、まずは高校時代から書きたいと思います。


ー高校ー
私は、高校3年間FWをやっていました。最後の選手権は1回戦負けで試合にも出られませんでした。それまで自分が積み上げてきたものを発揮する場もなく、一瞬で高校サッカーが幕を閉じました。同期のみんな、そして後輩も泣いていましたが、私は涙が出ませんでした。自分が試合に出れなかったことの悔しさ、負けるべくして負けたことなど涙が出ない要素はいくつかありました。私は燃え尽きることができなかったのです。このとき、「監督を見返したい」という気持ちが芽生えました。


ー大学ー
私が体育会サッカー部に入った理由・目的は2つです。
・高校の監督を見返したかったから。(具体的には、レベルの高いチームで試合に出て活躍する。そして、たまには高校の部活に出て生まれ変わったような姿を見せたかった。)
・自分の知らないようなレベルの高い環境でやりたかったから。
大学のサッカー部は今まで自分が経験してきたレベルより高いです。だからこそ険しい道だということはわかっていましたが、FWとして挑戦することに決めました。しかし、思っていた以上にレベルは高く、苦しむことばかりでした。
そんなこんなでもがいていた1年生の7月、1つ目の岐路が訪れます。

突然高校の監督が亡くなりました。

ここで、サッカー部に入った目的をひとつ失ったことになります。監督が亡くなってから1ヶ月ほど、何のためにサッカーをやっているのか考える時間が増えました。
それでも続けたことに対しての解は2つです。

・ここで辞めたら、また燃え尽きることができないと思ったから。
・サッカーが楽しいから。

監督を見返すことはできなくなってしまいましたが、挑戦の途中で投げ出すことはしたくないと考えました。
それからも険しい道のりは続きました。


この辺でちょっと思い出話をしますが、
真冬の雨の中、Mコーチから「お前はいつ変わるんだ」と30分諭されたこともありました。正面からこんなにぶつかってきてくれる人は、おそらく始めてだったので嬉しかったです。

2年生になり、監督、コーチが大幅に入れ替わりました。
そして2年生の冬、2つ目の岐路が訪れます。
ポジション転向です。FWとしてなかなか結果を出せず、自分に何が足りないのかKコーチに聞きました。そこで言われたことは、「自分で何が足りないと思う?(途中省略)俺は、丹治の持ち味は走力・粘り強さだと思ってる。あとキック。それらを生かして欲しい。」そういう視点で見られていたのかという発見と、確かにと腑に落ちる部分がありました。実際FWとして、それらの持ち味を上手く発揮できていなく、サッカーを楽しめなくなっていました。私がここで続けている理由と照らし合わせたときに、このままFWを続けるべきではないと考え、私は新たなポジションを模索し始めたのです。その結果、現在のDF(SB、CB)というポジションに行き着きました。ポジション転向をしてからのほうがサッカーを楽しめるようになりましたし、上のチームでプレーできるようになりました。
燃え尽きることができるかについては引退の時を迎えるまでわからないと思います。


以上のように、大学生活では2つの岐路がありました。

整理しておくと、

・高校時代の監督が亡くなったこと。
・コーチが変わり、私への評価の視点が変わったことによるポジション転向。
これらの岐路において、私の中にはサッカーが楽しい(楽しむ)というブレないものがありました。


ー伝えたいことー
以上の経験を元に伝えたいことは、
「周囲の人が変わっても、ブレないものや意志を貫くこと」
が大切なのではないかということです。

これはサッカー部に限らず、企業やあらゆるコミュニティに属する上で共通することだと思います。

周りの人が変われば、自分を取り巻く環境も変わります。その変化量はさまざまだと思いますが。
例えば、

・組織のトップが変われば組織の考え方やルールも変わる。
・上司が変われば自分に対する評価の視点も変わる。


などです。
その中で大切なことは、その時々で臨機応変な対応をするなどの能力よりももっと奥深くの「周りの人が変わっても、ブレないものや意志を貫くこと」だと思います。これはあくまでもひとつの価値観なので、大切にしろとまでは言いません。2つの岐路のときにもあったように、私はこの価値観を大切にしてきました。
ただ、大学4年間を通してサッカー部の人たち、特に同期の温かみは、これを覆すような視点を与えてくれました。それは、時に自分の意志よりも周囲の人の幸せを優先することです。
温かみに触れて、何か決断をするときには人も見るようになりました。
私が行動を起こすときには周囲の人のことを真っ先に考えるようになりました。
この視点は私をとても成長させてくれたと考えています。


本当に感謝しています。


最後になりますが、


そんな仲間たちと、

最高の同期と、

自分は声援を送ることしかできないけど、

どれくらいの力になるかわからないけど、


"最後に大きなことを成し遂げたい"


以上です。


明日は、この選手がブログを書いてくれます。
名前:内藤正美
キャラ:盛り上げ役
性格:自分にストイック
特徴:街に出ると少しオラオラする


{D6702F60-E57C-4912-82EB-468BF925C6B3}
1年 夏合宿
{586239DA-2DF7-49CB-9484-634A4ACFBE22}
4年 10月



関東大学サッカー大会 第1節
10月29日(日)
vs関東学院大学
9:50k.o.  @かもめぱーく

アクセス
:相鉄いずみ野線「いずみ野駅」より徒歩15分