尺岳平から5分、11:40ごろ、尺岳山頂到着です。
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この山頂には、小さな鳥居があります。

そして、山の名前の由来となった、日本武尊と背比べして、一尺小さかったという大岩があるはず…
その岩の大きさを見るのを楽しみにしていたのですが、どうも、自分が立っている足元の岩がそれのようで(多分)、実際に岩の大きさは、よくわかりませんでした…
イメージ 3大岩の上に立つと、真正面に金剛山がきれいに見えます。

鳥居の反対側からは、福智山もなんとか覗けるのですが、それよりちょっと衝撃的だったのが、香春岳の一の岳の、あの削られた部分が、上から見えてしまったことでした。
下からは何度も見ているのですが、実際、上から見ると、ほんとに、無残な感じです。
あれ、どこまで削るんでしょうねぇ… そのうち、平地になってしまうんでしょうか…


平地ではあれだけ蒸し暑かったこの日も、山頂では風が涼しいくらい。
大岩の上に座って、しばし、金剛山を眺めながら、休憩です。

山頂で、2人の方に会いましたが、一人は菅生の滝から、一人は鱒渕ダムからと、3人とも別ルートで登ってきたようでした。
福智山に縦走するのは、10月の終わりくらいから、ススキの季節がすごく良いよ、と教えてもらいました。


おにぎりで腹ごしらえをして、帰りは、少し福智山方面に歩いて、山瀬越から竜王峡へ下りて行きます。

福智山へ向かう縦走道は、ほとんど登り下りもなく、道も広くて、サクサク歩けます。
ところどころ、ぬかるんでいる場所もありましたが、この前の六ヶ岳と城山で慣れたのか、全然気にせず、進みます。

尺岳平を出てすぐに、竜王峡に下りる道への道標があったのですが、山瀬越からと決めていたので、通り過ぎます。

この道で、この日二匹目のヘビに会いました。
薄茶の、模様無しの、なんとなくぬるんとした感じのヘビで、一瞬、超巨大ミミズかと思いましたが、小さな黄色っぽい頭がちゃんとあって一安心。1mくらいの、結構細長いヘビでしたが、帰ってから調べても、名前が解らず…
さっきのシマヘビと比べると、すごくのんびり、ゆったりと、逃げていきました。

イメージ 4途中で林道を横切って、山瀬越えに到着したのが13:00ちょっと過ぎ。
尺岳平を出て、約30分でここまで来たことを考えると、あと3.5kmの福智山にも行けそうな気がして、ちょっと惹かれます。

でも、尺岳と福智山の標高差は、約300m。
どこかで登り道になるはずだから、スピードも落ちるはず。無理な計画は良くない…と、このまま下りることにします。
そうして、大正解でした。今回の場合。

山瀬越の標識の向かい側に、竜王峡に下りる道があるのですが、その道標はありません。
イメージ 5細い道をしばらく降りていくと、さっき横切った林道に再びぶつかります。
そして、その林道を横切って向かい側に、茂った草に隠れるようにして、さらに細い道がありました。
最近通った人はいるんだろうか…? と、ちょっと不安になりながら下りていくと、道は少し広くなって、沢にぶつかります。
沢沿いに少し歩いてから、再び沢から離れて…

この後は、はっきり解りません…
と言うのは、道に迷ってしまったんです…

沢から離れて、結構長いこと、音は聞こえるけど沢は見えないくらいの距離の所をずっと歩いていました。道はすごくはっきりしてるし、歩きやすいし、ズンズン進んでいると、なんとなく、前方の道が怪しくなってきました。
あれ? と思ったんですが、不安になってきた頃に、木に赤か黄のテープを見つけて、やっぱりこれで良いんだと、先に進みます。
で、そのまま進んで、沢にぶつかったんですが、ここで、全く道が見えなくなりました。
沢の両側をじ~っと見ても、道らしきものは見当たりません。
こうなると、今まで通ってきた道も、もう、怪しくなります。

この時点で、選択肢は二つ。
通ってきた道を引き返してやり直してみるか、このまま下りるか。

もともと通るはずの道は、何度か沢を渡りながら、下る道です。
このまま沢沿いを下りていけば、その渡河点で、道にぶつかるはず… そう思って、沢沿いの道なき斜面を降りてみることにしました。

比較的下りやすそうな沢の右側の斜面を、木や岩につかまりながら、ズルズル滑りながら下りていきます。
そして、亀の速度でしばらく下りていくと、なんだか、斜面の途中に、道らしきものが…
沢と平行に走っています。
おおっ、とおもってそこを目指すと、木に赤テープも。
道に戻れた! と安心したのもつかの間、その赤テープの先、道が再び、よくわかりません…

どうにも行き詰って、斜面の下の沢の方を見ると、なんとなく、沢を渡る踏石のようなものがある地点が見えます。

とりあえず、急斜面を下りて、その地点に行ってみたのですが、なんと、その向かい側の岸は倒木で通れません…

う~ん… とうなってる時に、その少し下流に見つけた、白い、四角い物体。

あれは標識では!? っと、そのまま沢を渡りながら、物体を目指します。

イメージ 6沢から上がって反対側に回って見てみると… やっぱり標識でした。
無事生還! この手書きの標識が、どんなにありがたかったか…!

で、標識の横には、もちろん、もともと通るはずの道が、ちゃんと通っていました。
この時点で、ちょうど半分の地点まで下りてきていました。

一体、どこで間違ったんでしょう…
って言うか、途中で道にぶつかったのに、また解らなくなるって、道を見分けるの、下手すぎでしょうか…

今回は、沢沿いの道だったので、まだ降りていく方向は迷いませんでしたが、これで沢がなかったら、ちょっと大変だったかも…
しかも、あとでよく考えると、登山道が渡っているのは、この本流じゃなくて支流だったかもしれないと言うか、おそらくそうなわけで… そうなると、本流沿いに下りてても、道にぶつからない可能性もあったわけで…
この登山道中、おそらく一つしかない標識が、沢から見える場所に建っていたと言うのも、単なる幸運です。

山を甘く見てはいけないと、つくづく感じました。コンパスが絶対要るな…っていうのも。

結局、登山口まで下りついたのは、14:50ごろ。
一時間くらいは、道を探して格闘してたわけです…
まだ、時間に余裕があって、良かったです。これで、もっと遅い時間だったら、かなり焦ってたかも。

で、登山口周辺の表示を見て、気づきました。
今回、私が全く無視していた、竜王峡から尺岳平の少し北に出る、真ん中の直進道、これがメインの道だったようです。
山瀬越に行く途中で、私が無視した道標の道です。

今度はススキの季節、福智山縦走を狙ってリベンジしようかな…

イメージ 7  カタツムリ イメージ 8 7㎜くらいのちっちゃなカエル イメージ 9 危うく踏む所だったサワガニ