こんにちは
 
受験体験記第42話です
 
今回は共通テスト本番を書きたいと思います
 
ついにここまで来ました
 
このブログを書くことになった原因
 
今の自分を形成した1日
 
今まで20年と少し
 
だから多分
 
7500日ぐらい生きてきて
 
たったこの1日
 
 
たったの1日が
 
 
今の自分の形成の大部分を占めています
 
人生甘くないよ
😢
 
 
プレッシャー
共通テスト前には志望校が確定している人
が多いと思います
 
僕の出願した大学は
 
東京大学文三
早稲田大学法学部共テ利用、一般
明治大学法学部共テ利用
 
です
結構攻めてるのは
 
僕の高校が国立推しで
 
「私立なんか気にすんな」
って3年間言われ続けたからです
(人のせい)
 
 
あと私立が法なのに国立が文学部系なのは
 
途中でやっぱ法律やりたく
なくなったからです(笑)
 
 
共通テスト1週間前からは緊張で
 
まともな食事がほぼゼロでした
 
何も喉を通らなかった
 
学食で買ったチンジャオ丼ひとくち食べて
捨てたこと覚えてます笑
 
 
共通テスト前日には体育と家庭科の
授業があって
 
体育のサッカーは点取ったら1点につき
明日の共テの点数が10点上がるとか
 
家庭科の調理実習サボったら落ちるとか
 
テスト本番前日なのに不謹慎なこと
先生たちに言われてました笑
 
 
 
共通テスト
共通テストは僕の学校の生徒は全員自分の高校で
受ける事になってました
 
自分の高校で共通テスト受けられるなんて
恵まれてますね
 
隣の席はいつものクラスの後ろの人で
 
しかも自分のホームルームで
 
いつもの自分の席の2つ隣の席での受験でした
 
 
めちゃくちゃいい条件なはずなのに
 
僕は朝から緊張で心臓を吐き出しそうでした
 
 
共通テスト初手は社会2科目です
 
世界史、地理
 
を2時間かけて解く
(途中休憩がありますが退席は禁止でした)
 
 
僕は頭真っ白
 
手汗
 
動悸
 
吐き気
 
 
こんなに緊張したのは生まれて初めてで
 
自分でもどうしたらいいか分かりませんでした
 
 
社会が終わり
 
1時間ほどの昼休憩を経て次は国語です
 
昼休み
 
朝ほとんど何も食べれてない
 
というか1週間ほとんど何も食べれてないので
 
ここでちゃんと食べなきゃ
 
その意識が強かったです
 
だって9割取らないと大学落ちて
死ぬと思ってたから
 
 
コンビニのミックスサンドをお茶で流し込み
 
シーチキンおにぎり一口飲み込んだところで
 
吐き気が限界に達しました
 
共通テストは当然みんな緊張してるから
 
トイレどこも空いてなくて
 
学校中探し回り
 
トイレに籠もったけど落ち着かなくて
 
あとトイレ荒れすぎてて
 
ペーパー散らかってるし
 
臭いし
 
流れてないし
 
 
結局すぐ出て
 
緊張をなんとか紛らわせようと
 
廊下にいる友達に話しかけまくってました
 
 
めちゃくちゃ気持ち悪かったけど
 
国語の試験時間はやってきます
 
 
僕は昼休みの終わりの時点で
 
これは終わったなと思いました
 
とても国語80分間受けられる体調と精神状態
ではありませんでした
 
 
このときの僕の心の中では2択でした
 
 
このまま耐えて国語を受け切るか
 
それとも体調不良を訴えて別室に行くとか
特別措置を取ってもらうか
 
 
どうするどうする
 
どっち
 
どうしたらいいんだ
 
そもそも別室行ったら
失格になるんじゃないのか
 
知り合いがいっぱいいる中で手を挙げて
申し出るのは気まずいし
 
ぐるぐるぐるぐる🌀🌀🌀🌀🌀
 
 
しかし
 
国語の試験問題は配られます
 
試験監督の女の人は言います
 
「今から試験場の外に出ることはできません」
 
国語の問題用紙の注意事項欄には書いてあります
 
「試験時間中に外に出ることはできません」
 
「体調が悪い場合は静かに手を挙げ試験官に
知らせてください」
 
やっちゃいけないことは書かれてるけど
 
やったらどうなるかは書いてありません
 
ドクドクドクドク
 
試験開始5分前
 
どうしようどうしよう
 
3分前
 
手を挙げるべきなのか
 
1分前
 
はじまっちゃう
 
 
「試験を始めてください」
 
 
問題用紙を開く
 
文字が踊ってる
 
視界が回ってる
 
何も読めない
 
 
吐きそう
 
試験開始5分後僕は手を挙げました
 
「ちょっと体調悪いんですけど
別室で受けたりとかってできますか?」
 
そんな感じのことを言った気がする
 
 
そしたら「ちょっと待っててください」
 
って言われて
 
教室の入口に2,3人ぐらい集まって
話し合いが始まって
 
 
少ししてから
 
女の人と一緒に教室を出て
 
階段を下りて
 
 
「この後試験の続き受けられるんですか?」
 
女の人と
「ちょっと分からないけどたぶん受けれます」
 
「受けれなかったらこれから戻って受けないと」
 
女の人
「たぶんだいじょぶなはずです」
 
 
 
たぶんて
 
こっちは人生かかってんだよ
 
 
吐き気を抑えながら
 
半分泣きながら
 
医務室(いつもの校長室)
 
に行き
 
看護師さんに熱とか脈とか
 
計られて
 
 
脈速すぎ
 
熱ある
 
意識が混濁してる
 
 
ってことで
 
この後の試験どうするかは
僕が決めていいことになりました
 
英語まで全部受け切るか
 
英語を追試験に回すか
 
 
 
 
僕は追試験を選びました
 
 
 
 
国語は試験時間が始まってしまっていたので
 
追試にはできません
 
残り時間で受けてください
 
 
別室に連れて行かれて
 
一人で受けます
 
 
もらったビニール袋を片手に
 
 
泣きながら
 
 
残り40分
 
字を読む気力も
 
文章を読む時間もありません
 
 
とっさの判断で
 
文章を読まず
 
選択肢だけを見て解くことにしました
 
 
「本文について誤っているものを選べ」
 
 
読んでないから分からん
 
 
 
「解答止め」
 
「問題用紙を閉じ筆記具を置いてください」
 
 
 
 
終わったー
 
 
今までの3年間全部無駄だった
 
 
何十年分も何回も赤本解いて
 
 
食事も睡眠も友達も削って
 
苦労して伸ばした能力、点数
 
 
 
共テ模試国語190点
 
 
 
自分のせいで
 
 
1つの過ちで
 
 
たったの1日で
 
 
全部
 
無駄になった
 
 
 
その後
 
試験本部(いつもの職員室)
に連れて行かれます
 
 
追試願いを書いて
 
英語だけ追試で
 
 
 
数学と理科は
 
2日目に別室で一人で受けることになりました
 
 
親に電話して
 
 
校門出て
 
 
車で迎えに来てくれた親が見えたとき
 
 
我慢してた涙が一気に溢れてきた
 
 
車の中で
 
 
しゃくりあげながら泣いて
 
泣き続けて
 
 
親に謝って
 
 
自分を責めて
 
 
「人生終わった」
 
 
「ごめんお母さんお父さん」
 
「今まで僕にかけた参考書の塾のお金は時間は
無駄だったよ」
 
 
 
 
 
人生で一番泣いた日でした
 
 
 
 
 
次回は共通テスト2日目を書こうと思います