それとも、私を縛り制限を与えていた重力がなくなったとでも言えばいいのだろうか。
ぽえむ、のようなものに思えるけれど、実際にわたしはそのような解放感を感じられる。
何か、とても風通しがよくなったような、不自然なものが過ぎ去っていったような。
過去は過去として解き放たれ、現在の状況が当然のものとして置き換わっていく。それはとても自然なことで、自然なことだから息苦しくなくて、とても楽な状態として感じられているのかもしれない。
これまで目の前にあった物がなくなれば、それまでとは違ったものが見えることに気付く。それは比喩的な意味でもあるし、物質的なレベルの話でもある。
多分、この感覚はこの文章にも正確に映し出されている。キッチリと理路整然と並べられた言葉ではなく、余白や空間を自然なものとして認めた上で必要なだけ表現するという意識のようなもの。
実に今の私には多くの"空き"が見える。
これまでは何かで既に埋まってしまっていて別の可能性なんて想像すらできなかった状態とは違って、今は目の前に現れてなくて見えないでいる何かがあるということがわかる。。。
多分これはとても大切なこと。
既にスペースが埋まってしまっていたら、新しい物が入ってくることはできない。それでも新しい物が欲しいのなら、まずはそのためのスペースを空けなければならない。
多分私が無意識ながらに取り組んできたものはそれら解き放つことだ。自分の信念だったり何かしらのイメージだったり、新しいものを受け入れるためにまずは古い不必要なものを手放すことから始めなきゃならないのは多分誰でも何であれ同じことだと思う。
すべてのものは流れてゆくものだから。
たぶん、それは秩序なんだと思う。
だとすれば、これまで埋め尽くしていた何かが、何かにとって代わられたということなのだろう。
とりあえず今は"それは○○だ!!"みたいな断定的な表現をすることはできない。それは明らかに今の私を取り巻く空気とは異なるものだから。そしてそれは確実に正しくないとわかるから。
こうしてこの文章は更に抽象度が上がったものになっていっている。
しかし、これは茶化すようなものではなく、事実としてまさに理路整然としていて明晰な空気だとわかる。
だからそう、(笑) とかいういつもの表現も今は合わないんだ。
"揺り戻し"の力が極めて弱くなっている、と表現してもいいと感じられる。カルマだとか過去の記憶というものの影響力が極めて弱くなっているので、これまでの状況や意識に引きずられずに現在の自分を受け入れやすくなっている。
それを私は天井が取り除かれたような感覚だと最初に表現した。天井が取り除かれたことによって空であり天である物が見えるようになる。星々は常に頭上に在って、その光は常に地上へと降り注いでいることを思い出せるようになった……そんな感じなんだ。
そう、だから、それがいつどこのことなのかはわからないけれど、とても懐かしい感覚なんだよ。地球ってのは本来こういう感じの場所だったんだなって思い出すような、高い場所から自分の置かれた環境が見えるようになるというか。
今の意識からすれば、どうして私はずーっと地上に取り残された者のような想いと感覚を抱えて生きてきたのだろうかと思えるような、そんな意識が急に開けるような感覚。
うん、すごーく個人的な感覚だけどやっぱり風の流れと星の輝きを感じられるんだよ。本当に不思議な感覚。空気とか家の壁とか天井とかがすべて透明になって透き通っているかのような、そんな清々しさが感じられる。
たぶん、私はこの世界こそがホームであり自分があるべき場所で見るべきものだと知ってる。
何て言うんだろうか?
初めてこの世界で自分の家を見つけ出せたようなそんな感じなんだよ。
まるで違う星のような、まるでつい先日までとは違う世界に迷い込んだような、そんな感じ。
それが愛と光がある状態なのかもしれない。
でも私はそれを風通しがよくって星々の輝きが届く世界だと表現するのが相応しいと思える。
何て言うか、そんなビジョンが見えるというか。
たぶん、宇宙と調和した状態ってそんな感じなんだと思う。
とっても懐かしい感覚。
それは運命の相手と出会った時のような、あの時と同じような宇宙みたいな感じの世界。
だからとても懐かしい。
とてもとても懐かしい。
思い出せないけれど忘れているわけではないいくつもの時間の記憶みたいなものが感じられる気がするんだよ。
宇宙の窓としての私はこのような表現を好むのかもしれないね☆
そういえばこういう私ってあんまり表現されることはなかったんだっけか。でもそう、私と元彼女が互いに感じたものって、そういうのだったと思うんだよ。
なんでだろうね。いつの間にかずーっと忘れられてた気がする。
天の星々は常に地上を照らし出すように、私たちの中にもこのような意識は常に在り続けているというのに。
なんでかはわからない。でも今この瞬間にはこのような私を妨げる雲も見えなくさせる幻想の霧もすべてが透明になっている。。。。。
この世界では私は自由だし何も恐れるものも有りはしない。なぜならこここそが私のあるべき場所だから。
まるで過去を見るような、未来を見るような、いつも感じる時間の壁を越えて見通せる素晴らしい世界の記憶がここからは見える。。。。。
今ならわかる。これも私なのだし、言うなら私とはそのような存在なのだ。この私は解き放つ者としての意識も記憶も持っているのだろう。
過去も未来も今この瞬間に感じられるような、そんな不思議な世界を私は垣間見たんだ。すべての闇が穏やかで、光が世界の隅々にまで届いているような、そんな穏やかな世界。
たぶん、それが本質なんだろうね。
そういえばそんな世界もあったんだっけね。
懐かしいなぁ。
ほんとうに、懐かしいなぁ。
とりあえず今はこれも解き放ちましょう。
こういうのは輝く星々めがけて想いを放つことで解き放つんだ。そうすると同じ世界に入った時にその時の記憶を思い出せるから。
この私はとーっても軽やかでいいねっ☆
なう 午前0時50分