年間統一テーマが人物だったころ。

ヘレン・ケラーを研究していたころ。
「奇跡の人」という映画を見て、ヘレン・ケラーやサリバン先生に感情移入するということをしていた。
それは当然「つくられたイメージ」ではあるけれど、やってみる価値はある。

感情移入する、その身に引き受ける、演じる、なんと言ってもいいけれど。
これは、自分を他者に重ね合わせるということだ。
想像でしかないけれど、想像力を使って、他人になるのだ。
そこから見てみると、まったく違うものが見えてくるだろう。

濱口梧陵になってみる。
孫正義になってみる。

自分で実際に演じてみたときに、自分が「本当に知っていること」が明らかになる。
たぶん、演じようとしたって全然何も分かっていないということに気づくのだ。

でも、そこからがスタートだ。

なんも知らない。
分からないことだらけだ。

どんなところで、何をして生きていたのか、どんな人とどんなことを話し、何を感じ、考えていたのか。
地震が起きたときどう感じたのか、何を想い、何をしたのか、なぜそれが可能になったのか。

リアルに、描いていく。自分の濱口像、孫正義像、そうすることでその人のことがたぶん少し分かる。
ということで、感情移入してみよう。



「濱口梧陵ごっこ」ブーム到来か!?