「きょうは、宇宙には『ゼロの法則』がある・・・という話をしようと思う。」

 

 

「あっ、『ゼロ』ですね。」

「大切な法則ですよね。楽しみです!」

 

 

「そうだね。」

「きみには何度も繰り返し伝えてきたことなんだが、地球ではあまり認識させていたい法則なんだな。これが・・・。」

「宇宙は、『ゼロ』が基本だから、この話は基本として認識する必要がある。」

 

 

「そうですね。」

 

 

「ところで、きみが『ゼロ』というものを初めて認識したのはいつだね?」

 

 

「わたしですか? そうですね。 宇宙の情報をキャッチしようとする際に、意識を無意識に『ゼロ』にしていたことに気づいたときですかね?」

 

 

「なるほどね。まぁ、きみに限らず、多くの人間が『ゼロ意識』を認識するのは、情報キャッチする際の意識からかもしれないね。」

「ただ、その程度だけじゃ、『ゼロ』を認識したことにならないし、本当の意味での『ゼロ』を理解していないってことになる。」

 

 

「確かに・・・。『ゼロ』はもっと根本的な宇宙の仕組みにありますからね。」

 

 

「そうだね。」

「一番大切なことは、宇宙の中心が『ゼロ』であるということなんだ。」

「そして、宇宙全体が『ゼロ』を繰り返しながら動いているということなんだよ。」

 

「宇宙は『ゼロ』から始まり、『ゼロ』で終わるということ。」

「『ゼロイチ』なんて言葉があるけれども、『ゼロイチ』は、『0→1』ということだね。そして、同じように大切なのが最後は『ゼロ』に戻るということなんだ。『0→1→・・・→0→1・・・』という意味ね。」

 

 

「そうですね。宇宙は『ゼロ』から始まり、最後は『ゼロ』に戻るってことですよね。そしてまた、『ゼロ』から始まる。この繰り返しだということですよね。」

 

 

「般若信教で、『空即是色 色即是空』という言葉があるが、宇宙はこの言葉の繰り返しだということだな。」

「『空即是色』とは、『0→1』という意味で、『色即是空』とは、『1→0』という意味だからな。」

 

 

「そうですね。わたしがそれに気づいたのは3年前くらいだったのですが、宇宙の中心を知って初めて、その意味に気づきました。」

 

 

「そうだね。」

「この『空即是色 色即是空』 『0→1 1→0』というのが宇宙の法則そのものなんだよ。」

「そしてこの法則が、宇宙にも、地球にも、スペクタル構造となって再現されているんだね。」

 

 

「そう! そう! 気づいたとき、ここにあった! こっちにもあった! というビックリがありました。」

 

 

「そうだろうな。」

「人間はこの宇宙の仕組みを知らないから実は意識がなかなか昇華しないんだよ」

「意識の昇華そのものの意味が『1→0』だからね。」

 

 

「そうですね。意識を『ゼロ』に戻すことが『昇華』という意味だからですよね。」

 

 

「『意識を上げる』は、『意識をゼロにする』という意味だということを、人間が理解していない。どこかバージョンアップしているような誤解をしているんだね。それが、完全なる間違いなんだよ。」

 

「『俯瞰して見る』この意味も、3次元のきみたちを5次元意識で見るとしたら、少し高い目線でというイメージになるんだが、それを到達点だと誤解すると意識はどこかで止まってしまうんだ。それ以上は上がらなくなるんだよ。」

「本来は、『ゼロの意識で見る』ということだからなんだ。良し悪しのない意識、何の思い込みも、こだわりもない意識で見るということなんだ。その最終的イメージは『ゼロ』なんだよ。その『ゼロの意識』がわからない限りは、人間は俯瞰して見ることはできないのさ。」

 

 

「そうなんですね。」

「『俯瞰して見る』という意味を5次元、6次元のイメージで捉えていると、それ以上の意識にはなれないということですね。」

 

 

「そういうことだ!」