9/20 7:00石原莞爾中将③ | お馬鹿さん

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6:00位に目を覚ました。


まだ激しい雨は続いている。

辺りは薄暗い。

バイクの人が雨宿りに避難してきている。

お店は9:00からなので軒先での待機が気の毒に感じる。

車の中に傘があるので覚悟を決めて歩いていこうとした。

『もうちょっと明るくなるまで待ちなよ。』

女房の助言。

この雨が少しでも弱くなるだろうか?
諦めに似た気持ちでズブ濡れ覚悟で行く事に決めていた。

7:00、夜中から明け方まで続いた豪雨が弱まった。
ポツポツ……程度。
素足でサンダルに履き替えて1000円程度の小銭をポケットに入れる。
車の中に置いていた傘を一本持つ。
祖父の墓参りで使った線香の残りを持っていこうかと思ったが雨が弱くなっただけで湿気が凄いので諦めた。
石原莞爾中将は酒もタバコも好まず、菓子を食べながら会合する事を好んだと聞く……
何も捧げるものがない。
呼ばれていると自覚したのに申し訳ない気持ちばかりだ。
駐車場の国道寄りに移動して歩く距離を少しでも減らした。
ナビでは標示が徒歩400メートルになる。
女房に車で留守番してもらって歩き出す……


国道7号沿いに歩いて【石原莞爾墓所】と標示がある旧墓所の前に来たけど……
周囲に何も見当たらない。
国道から民家の敷地方面に陸橋が見える


あーこれかも……登ってみる事にした。
利用者が少ないと見えて階段に松葉が積もっている。
木々から落ちてくる雫と雨後の湿気で不快指数が高い。
陸橋から左右を見ても旧墓所は見つけられない。


地図上ではこんなルートを歩いた。1.2キロくらい無駄歩きをしただろうか………
小雨がシトシト降ってきている……
国道を横断する陸橋は月光川蒸溜所の入口スロープに続いていて旧墓所は見つからなかった。

かなり遠回りして国道7号に戻った。
もうサンダルはドロドロのグチャグチャ……
旧墓所は諦めて新墓所を目指す事にした。
200メートルくらい歩くと携帯の徒歩ナビが『到着しました。』と音声案内を終了する。
国道から8メートルくらいの松葉が積もった斜面を見上げる。
この先に坂道の入口があるはず……
100メートルくらい歩く……

『わかりにくいよ〜』思わずボヤイてしまった。

舗装された坂道を登る……側溝に綺麗な雨水が結構な勢いで流れているのを見つけてサンダルごと汚れを洗い流す。
登りきると墓所が見えた。

石原莞爾中将④に続きます。