神戸ノート以外にも神戸独特の学校文化がありますのでそのお話。
銀鉛筆です。通称『ぎんえん』
この銀鉛筆が神戸とその周辺(兵庫県南部)で小学校低学年のかきかた鉛筆として
使われています。何種類かあるようですが銀色した軸で芯が他の鉛筆に比べて太いのが特徴です。
そして土足なので上履き(当然下駄箱も)がありません。そのため油引きがおこなわれます。
油引きと言ってもたこ焼き器に油を塗るあれではありません。では何かと言うと教室が埃っぽくならないように(床が痛みにくいように)定期的に匂いのきつい液体を塗るんです。それが油引きと呼ばれています。
給食と言えばこれ『とくれん』!
半解凍で食べるとめっちゃおいしいオレンジゼリー。なぜか徳島産です。
最近は色々なところで販売されているのを見かけますね。
給食ではランチョンマットを引くとかの他にクジラ肉のノルウェー風なんてメニューもありました。
また、日直ではなく日番(にちばん)と呼びます。(これも兵庫県南東部?)
体育の授業がある日は体操服で登校とか、『神戸体操』、体操の時は「ひらけ!」「ヤー!」の掛け声なんてのも神戸独特とか。
神戸の女子中高生は学校のカバン以外にファミリアさんのデニムバッグ通称『ファミかばん』を持っていることが多いです。
『トライやる・ウィーク』に『のびのびパスポート』、震災後には「しあわせ運べるように」の合唱。
これだけ独特の文化がある地域は神戸以外にはあまりないのではないでしょうか?
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