『はだ色』との呼び名が使われなくなって25年

でも、まだ『はだいろ』って使っちゃいますね。

『はだいろ』は2000年にトンボ鉛筆、三菱鉛筆、サクラクレパスで協議の結果『うすだいだい』に変更されました。ぺんてるでは1999年から『ペールオレンジ』です。

アメリカではCrayola社が1962年から flesh という色のクレヨンがpeach に改名されたそうです。

 

『はだ色』がなくなった理由として、人の肌の色へ固定観念を与える可能性があると指摘されていたことから、市場の混乱を避けるため、一般的でわかりやすい、語感がよい、色を連想しやすい、日本人に馴染みやすい、他の業種にも混乱を来たさない、などという点から、和名「うすだいだい」、英名「Light Orange」への変更を決定したとのことです。
 

 

JIS(日本工業規格)が定めた慣用色の「肌色」や、DICの色見本帳「日本の伝統色」の「膚(はだ)色」は現在でも存在しております。

 

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