毎度タマ切れの鉄砲玉です。
お盆休みに入ってバカンス中の方も多いのではないでしょうか?鉄砲玉も一応そんな状態です。今年は長い時間が取れないので細切れでの活動を余儀なくされていますが、本日思い立ってブラッと出掛けてきました。
暑い所は走りたくないなァ~
藪に入っての探索はやりたくないなァ~
日帰りでブラッと戻れるぐらいにしておきたいなァ~
とか・・・わがままな希望で今回の目的地は『天城鉱山』です。
午前3時30分に出発。まだ真っ暗ですが、暗いうちに混雑する国道1号をパスする為に早目の出発です。今回の出動車両もアドレス君です。一般道で気ままにフラフラするには丁度良い相棒です。
午前5時30分ごろ熱海を過ぎたあたりです。曇っているので日の出の美しさはイマイチでしたが、予定通り国道1号を小田原から出て伊豆半島の海岸線を走る国道135号に入れました。伊豆半島の海岸線はどこも海水浴客で混雑するので、サッサと山間部に入ります。
長浜海水浴場を少し過ぎたあたりに旧道に入る場所があるのですが、この裏道から静岡県道80号が始まります。伊豆半島は海岸線を走るには適当なカーブがあって気持ち良いのですが、いかんせん夏場は暑くてたまりません。しかも目的地が西伊豆なので、半島を横にぶった切る形で山間部を抜けた方が早いし、涼しいです。
住宅街から始まる県道80号線は間もなく山間部に入ります。山間部では舗装が荒れていたり狭い所もありますので対向車にはご用心。近年、カーナビの発達によって不通に使われるようになったこの道ですが、伊豆半島を東から西に移動するのには強力な抜け道になっています。
鉄砲玉は修善寺から県道80号を抜けて伊豆の真ん中を走る国道414号下田街道に乗り換えて湯ヶ島からさらに県道59号を使って目的地の天城鉱山に向かいました。
途中には掘親家の館跡という石碑があったりしますが、恐らく橋の向こうにその跡があるのでしょうが、付近に民家も無く、藪で覆われていて面影をしのぶ事も出来ません。古典好きな方はこの微妙な人の事を知っている人もいると思いますが、伊豆半島には鎌倉幕府に関係する史跡が色々とあります。この人も吾妻鏡などにも出てくるメジャーな人なんでしょうけどね…。
時刻は6時35分。修善寺までやってきてイップクタイム。適当なコンビニに立ち寄って朝食です。買ったのは良いですが、結局ソーセージパンと小倉デニッシュだけで済ませました。
国道414号から県道59号に乗り換えて西に向かいます。途中で曲がる所を見失って「アレッ?」となってウロウロしてしまったのは内緒です。
こういう河原の宿も良いなァとか言いながら相変わらず道草ばっかり食って前に進みませんw
さて、到着!
と言いたい所ですが、今回はスルーの中外鉱業の操業所。実は天城鉱山のメインとも言うべきなのは実はこの中外鉱業の近隣にある持越し鉱山だと言えます。既に操業していない廃墟みたいな所ですが、管理されているので無断で入る事は法に抵触する行為となります。無論、お巡りさんにキャプチャーされるのでムチャな行為はやめましょう。
この中外鉱業と言う鉱山経営をしている会社ですが、既に採掘などの鉱山での業務からは完全撤退しています。この会社の前身となったのが昭和7年5月に設立された持越鉱山株式会社。昭和9年に現地での操業を開始して昭和11年に他社合併などを経て中外鉱業株式会社に社名を変えています。社名を変えた後も鉱山としての持越鉱山の名は残って操業を続けています。採掘されていたのは金や銀などの貴金属でした。閉山の理由が鉱脈の枯渇が主原因である事は疑いようもない事実ですが、実は近年になって止めを刺した事故があります。昭和53年(1978年)に起こった伊豆大島近海地震により、この操業所の上の方にある鉱滓ダム決壊によってシアン化合物などの有害堆積物が流出した事です。日本国内での鉱山採掘にこだわってきた同社ですが、ココで一気に鉱山経営から手を引いた事が伺えます。
最盛期には3000人を超える従業員が鉱山での採掘に従事していたと言うのですから、この天城の山中も関係者でにぎわった事でしょう。今でも、当時を思わせる遺構が周辺の山に眠っている事は分かっています。グーグルアースで見ても鉱滓ダムがハッキリと写っています。
で、いつもなら遺構の見学を開始する為に周辺のアプローチ道探索を開始するのですが・・・。
藪を泳ぐ気力が無い!
と、言う事でもっとライトな場所に行く事にしてスルーしましたw
県道59号の途中には猫越林道と言う実に便利な林道があるのですが、御覧の通り閉鎖。伊豆の山中には数々の林道があるのですが、利用できるのはほんのわずかで、しかもピストンで戻ってくるだけの物ばかり。昔は解放された場所が多かったのに、事故の多発によって閉鎖されてしまったんですね。実に残念です。帰り道にこの支線らしき林道にアタックしてみたのですが、生憎と治山工事中で通行止めになっていました。ここを利用出来れば下田街道まで出る事が出来るのになァ・・・。
フラフラしながら風早峠や仁科峠を越えました。
標高900メートル近くになると風も爽やかです。日差しの強さは変わりませんが、吹き抜けていく風の冷たさが心地良いですね。
県道59号を進むと、突如として電光掲示板の文字が見えます。
『おおたき ネイチャー ヴィレッジ・・・』
ココでピンと来た方!
そうです、その通り!
以前『大滝ランド』があったところです。当時は『大滝』と書いて『おおたる』と読んでいましたが、現在ではキャンプ施設や釣り堀として経営しているようです。当時の構造物もチラホラ残っているようですが、既に廃墟としての面白さは無い様な気がします。
鉄砲玉は湯ヶ島方面から来たので右に鋭角に折れていきます。写真の石垣の上の段が県道59号になります。
ズンズン進んでいくと・・・。
キャンプ場の入口に到着。鉄砲玉の目的地は矢印の方向では無いので、右側に行きます。
無情にも車両通行止めのウマがありますが、バリケードで封鎖されていないので見なかった事にしてそのまま走ります。
車両通行止めの割に道路状態はそれ程悪くありません。アスファルトの路面は消えましたが、コンクリートで舗装されているのでスクーターのアドレス君でも十分です。ただ、落石や木の枝などの落下物は目に見えて増えているので調子に乗って走っていると痛い目にあうでしょう。
比較的走りやすい道路を進んで行くと・・・。
途中で遊歩道があります。ここ赤字で書いてある50メートルの落差のある大滝は絶景との事ですが、今日はスルーします。
さらに進むと川の中に人工的な構造物が見えます。橋の橋脚部分の残骸でしょうか?既に崩壊して見る影もありません。
出てきましたね!天城鉱山の遺構が!
次回に続く・・・。



















