こんにちは。
大阪府守口市の笑いあふれる教室『ピアノ教室セシリア』、
日本作曲家協議会会員、もりやみつよです。
いつも読んで下さって、どうもありがとうございます。
千秋真一にとって飛行機が乗れないことが唯一のトラウマで、そこを克服すれば、彼は自分の理想の為に努力し、追い求め、厳しい道をも進んで歩める人です。
TVの最後の方でようやく、のだめが才能もありながら、なぜ逃げ回っているのかの原因が出てきます。
まぁ一昔前ならあったでしょうけど(今はあるのかな)、コンクールにバンバン優勝者を出し、その為にはガチのシゴキをする教室に通っていたらしく、そこで一緒に通っていた優秀な男子が同じコンクールに出て、会ってしまったことで、フラッシュバックする…みたいな。
それを思い出して、ええ加減な演奏をしたかと思えば、会場に千秋の姿を見て、キラキラしいピアノを奏でる…。
本能、感情で生きてるような子です。
審査員の一人、コンヴァトの教授は彼女の才能にとても興味を持ちます。この人が「留学編」で、のだめを教えることになるオクレール先生です。
のだめの弾く『喜びの島』イメージ
ニーチェ『ツァラトゥストラはかく語りき』で言っている、「三段の変化」。精神がロバとなり、ロバから獅子となり、獅子から幼子になること。
もののたとえですが、ロバは重い荷物をひたすら忍耐強く運びます。忍耐・従順・諦念・畏敬の象徴で「やらなアカンで」という「龍(師)」に支配されている存在。
頑張るねん。やらなアカン、頑張るねん。
ロバが疲れてくると、それまで出来ていた事が次第にできなくなります。「ものごとが長続きしなくなった」状態。
やがて意欲減退、集中困難が出てきてロバは「龍」の指令によって動くことができなくなってしまいます。
それは、自らが脱皮の時。羽ばたく時。
よく言われる「壁」かもしれません。
それを乗り越えるのは、自らしか出来ない。
「高く登ろうと思うなら、自分の脚を使うことだ。
高い所へは、他人によって運ばれてはならない。
人の背中や頭に乗ってはならない」
とも言っていますね。
その後に来るのが『赤子・幼子』
ものごとを「あるがまま」に捉えることのできる人間の状態。
赤子って、そのまま「覚者」ですもんね。
千秋は聡明な、理性が勝ちすぎている人で、何をすべきか元来分かっているようで、飛行機のトラウマが解消されれば、羽ばたいて行けますが、のだめはあきませんねん。
ただ、オクレール先生がのだめを『ベーベちゃん』というように、『赤子・幼子』にスルリと変化する時もあります。
もう内面に持っているのです。
千秋も気づいているし、のだめを諭す指揮者・シュトレーゼマンも気づいているし、もちろんオクレール先生も気づいています。
だから「この子を育てたい」と協力しようとする、指導しようとするのですが、当の本人ののだめが、ほとんどの状態がロバ(いや、ロバ以下か…)、そして挫折、一瞬赤子を繰り返します。
『何で楽しく弾くだけだったらアカンと
上に行くとか、そんなんどうでも良か』
と、時にキレます。
でも、千秋の、あるいは素晴らしい演奏に触れるたびに、刺激され、またロバになり…プスンプスン…あるがままののだめになる…の繰り返しをします。
漫画の最終巻までそれでしたね(笑)。
千秋は最後まで、彼女に振り回されていましたね。
同じ事の繰り返しをしていましたね。
でも、少しずつ進化はしている。
まさに『永劫回帰』なのかもしれません。
そういえば…『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』も楽曲で使われていましたが…『ツァラトゥストラはかく語りき』を音楽で描いたR.シュトラウスの作品です。
話的にも(私はですが)、『ツァラトゥストラはかく語りき』の滑稽版(ティルは周りに迷惑かけっぱです(笑))やなぁと思っています。
そして千秋ものだめに
「おまえって、ティルそのものだな」と言いますし。
原作者の二ノ宮知子さんは、ニーチェ作品を読んでたのかもしれませんね。
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