こんにちは。
大阪府守口市の笑いあふれる教室
『ピアノ教室セシリア』の、もりやみつよです。
いつも読んで下さって、どうもありがとうございます。
昨日は、デュオ『ちょこちょこクラブ』3回目のレッスンでした。
昨日はウチのピアノではなく、外部教室のグランドピアノを使わせて頂きました。
大分、こってりしてきましたが、まだまだアッサリ系のスープみたいです。
まぁそれはしゃあないんです。経験値と言うか。
「なぁなぁ、めっちゃ溜めて弾いてるつもりやろ」
「こくこく」
「せやんな~。いや、頑張ってると思うよ。
1週間やそこらで、そして、あんまり合す時間もなく、よくやってるよ。でも、まだアッサリやな~」
今日は、作編曲家としての私の考えを話してみたいと思います。
ピアノは『楽器の王様』と言われていますよね。
一番低いラ(27.50Hz)から一番高いド(4205.04 Hz)まで、全ての楽器の音域を網羅できるからです。
でも、考えて見て下さい。
ピアノはピアノの音色1つです。
もちろんタッチがどうとか、あります。
でも、何かの測定器を使って波形を調べれば、『ピアノ』だけです。
もし、何か別の楽器の音を出すことが出来たなら、それは『ピアノ』ではありません。
その『ピアノ』だけの音色で、オーケストラ作品を編曲する時、どうするでしょうか
ただ単に、スコアの音符を振り分けるだけでしょうか
それでは、「その曲らしく」絶対なりません。
数々の楽器の音色を、オケという音の分厚さを、そのままピアノ単音で置き換えても、土台無理な話です。
まず音を振り分ける前に、何度も何度も覚えるまで聴きます。
曲自体を知っていても、「ここであの楽器が鳴る、その楽器が鳴る」というのが頭に入るまで聴きます。
ほれ、あの状態になりませんか
例えば、「ペンパイナポーアポーペン」があちこちで聞かれた時とか、流行の曲が絶えず流れてたある1日、気がつけば頭の中でグルグルその曲が鳴ってる状態。
そこまで持って行きます。
「もうええっちゅうねん」言うくらい。
それから(私は)思い入れ一切入れずに、「ここはこの分厚さが必要だから、これくらいの和音」とか「ここは薄いから(4手なら)片手ずつかな」とか、入れていきます。
実際のオケでは使われていない音高まで、書き入れました。
そして、奏者の手腕によっても限定されます。
大人で、しかもプロの場合、何の制限もありません。
好き放題します。
リカちゃん遊びに興じるお二人さん
でも、今回はちびっ子2人。
しかも、まだオクターブ届くか届かないかくらいの子で、がいっぱい出てくる。
同じ曲を、中学生の為に書いた時とは勝手が違います。
最低限の音でが出て、それなりに分厚さがあるように聴こえさせる必要がありました。
だからスコアには(てか、今回はスコア見ずに書きました)ないであろう音までどんどん使いました。
実際、本当の分厚さが必要な映画音楽等では、最下音のラ・27.50Hzより低いラ(13.75)とか、もっと低いものを使う場合があります。
それはヒトの耳に感知するかどうかは別にして、「ある」事でめっちゃ重低音を響かせます。
まぁ、ぶっちゃけ、もし市販の楽譜で1台4手『威風堂々』があったとしても、この子達では分厚さが出なかったでしょう。
ちょっと音がくるってたりしますけど…すみません…。
私はその辺我が儘で、生徒さんが熱心に練習してくれて、完成させてくれる可能性が大きいなら、その子の技量に応じた曲を、編曲してでも提供します。
「自分の仕事増やしてど~すんねん~ あほ~」
と思うけど、ちゃんとやってくれそうな子やったら、「既製品」じゃなく「オーダーメイド」で弾かせたいねん。わがままな…。
そしてまぁ、まだまだ完ぺきではないです。
2年程前に「すず娘」の従妹の「革命少女Rちゃん」とM子ちゃが弾いた、『威風堂々みつよ初号機』は、完璧に近く洗練されていて、聴いてて安心感もありました。
けれど、まだまだ0.0何秒揃わないとかいっぱいあるのに、この『ちょこちょこクラブ』の『威風堂々みつよ2号機』演奏は、何かグッと感動の波が来る時があります。
だから、明後日19日に本番を迎えるには惜しい、もっと練習を重ねてズレるところのない、1人で弾いているのかと思わせるくらいの演奏を聴いてみたい…と、2人の先生としてではなく、編曲者として思います。
レッスン中、わけの解らんことをいっぱい言うてますが、今は解らなくても、将来もっと経験を積んだ時に「あ、あのオモロイおばはんは、この事を言うてたんか」と解かってくれたら嬉しいです。
本番当日、朝にレッスンしてリハーサルと本番を迎えます。
きっといつものように、ちょこちょこちょこちょこ…と出てきて、とても微笑ましい光景でしょう。
まだまだ演奏上、つたない所もあるし、物足らんところもあるけれど、一生懸命数か月頑張ってくれた2人を、誇りに思います。
きっと一生、忘れないでしょう。
私の編曲を弾いてくれて、どうもありがとうございます。
作曲家は、楽譜に『献呈〇〇〇〇へ』と書くことが多いです。
PCで作成した楽譜ですが、こっそり『献呈 ちょこちょこクラブさま』と書いておきます。
…何か…やっぱり笑いに走ってるな。
ただいま生徒募集中
教室は、守口市大久保町にあります。
無料体験レッスンあります
お問い合わせはこちらまで
下をクリック
お問い合わせフォームのページ
と、空き時間を書いています。
いちおうここにも書いておきますです。
324.forestvalley☆gmail.com
(☆を@にして下さいね)
自宅電話 & FAX
06-6902-2051
携帯電話
090-6321-7732
(勧誘・セールス等の電話はご遠慮下さい)
レッスン中や留守の場合、
留守電にしていますので、
お名前・ご用件を簡単に入れていただいたら、
折り返しお電話いたします。
お待ちしています