こんにちは。
大阪府守口市の、笑いあふれるピアノ教室
「ピアノ教室・セシリア」の、もりやみつよです。
いつも読んで下さって、ありがとうございます 。
同じ曲を弾いても、全然違う感じになる事ってあります。
Bachの演奏で言えば、色彩豊かなシフの演奏、墨絵のようなワイセンベルクの演奏。
でも、同じBachです。
私はどちらも好きです。
しいて言えば、その時の自分の気持ちによって「今日はシフかな」とか「今日は静かにいたいから、ワイセンベルクかな」とかになるかな。
中3の女の子が、ベトベンのソナタを弾いていました。
コンクールで弾きました。
私の大学時代の友人が母校で、ピアノ科の先生しているので、ちゃんとテンポで弾けるようになった時点で、「レッスン受けて来てね」と、3回ほど受けに行きました。
まず、まだ中3ですので、余程個性が強くないと「こう弾くねん」までは持たず、先生が大体の色を付けていきます。
ほんで、コンクールなので出来るだけ表情豊かな感じで作っていきました。
レッスンを1回受けてきてもらって、彼女は戸惑ったのでしょう。
「ここはこうして、ここはああして、と変えられた」
「ふ~ん。ほな、そ~しよか」
私には私の、作曲専攻から見た解釈があります。
でも、それが全てではないのも、私は知っています。
似たものはあっても、100人いれば100人違います。
それが当たり前。
そして幸いなことに、私は結構柔軟性のあるヒトです。
と言うのは、中学時代に教えられた事、それを別の先生が見られて 「これは間違っている。おかしい。わかってない」
と、言われた事があります。
その先生にとっては、自分の優位性を示したかったのかもしれません。でも、生徒に関係あるでしょうか
言われた生徒にとって、教えてもらった先生もまた「先生」なのです。
今も覚えているという事は、当時の私が傷ついたと言うことでしょうね。
音楽にしても何にしても、山に例えると、違うルートから登るにすぎないし、登り方もそれぞれ違うかもしれない。
到達する所が一緒で、過程が違うだけです。
自分にとって幸いしたのは、作曲科に入って、演奏だけでなく頭で考える事もした事で、今までの教えてもらった事、「これとこれは同じ事を言ってはるんや」と、言葉は違えど同じ事なのだと気づくことが多かったです。
それは、とても有難い事でした。
『違う』と思ってしまえばそこで終わりで、ラクと言えばラクですが、『なぜだろう』と考える事で、新たな可能性があるからです。
そして、生徒さんが他の先生から習ってきたことに対して、決して「否定」はしません。
どういう事なのか、考えます。
頓珍漢な事ならいざ知らず、何か意味があるのですから。
まぁ、考えるのも好きだからなのですが。
なので解釈も、生徒が「こうしたい」と思えば、いかにそれを表現できるかを考え、あるいは本当に見当違いなら、なぜ見当違いなのかを説明します。
「こうしたい」がまだ「見えない…」なら、「こういうパターンもある、ああいうパターンもある、どれが好き」と聞けば、大概答えてくれます。
それで、大学の先生に習ってきた事は、
『書いてあること以外の事はしない』。
もちろんそうなんですけど、小説の行間を読むのと同じで、音符の合間には、書いてあるよりいっぱい作曲家の意図があります。まぁ私がレッスンついて行ってないので、生徒さんはそのまま伝えているだけです。
そして、その子の演奏も、まだその先生のおっしゃる事に応えてないので、何を言いたいのかわからない、本人も何だかわからない。とりあえず大学の先生のおっしゃる事を、忠実にしてみる事で何かがわかるだろう…。
いや、「何かわからんらしいけど、何て言うたん」と、友人にメールで聞いたら終わりっちゃあ終わりやけど、そこは音楽として伝え、伝えられたら、一番説得力があるわけです。
そしてそのわかった時の喜びは、数学の難問を解いた時の「よしっっ」みたいな気持ちと同じだと思います。
その間も
「ん~、何を言いたいんやろか~」と私も考えていました。
そして、1ヶ月くらい経って見えてきました。
つづく
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