3つほど。
豊真将と白露山の取り組みで互いにまわしを引き合ったので、やや膠着状態が続く。
そこに子供の声で、
「休んでんじゃねー~!」
に場内に笑いが。きびしい客だ。
出島はその馬力で前に持っていく相撲内容から
「出る出る出島」
というキャッチフレーズが付けられており、それは今でも変わらず。
そんな出島が仕切りの最中に、実際テレビでは聴こえませんでしたが、アナウンサーが、
「出る出る出島と叫んでいるお客さんがいます」
と実に淡々と伝えてくれました。
それは声援なのか、単なる酔っ払いの行き過ぎた応援なのかは不明。
実況の行間を読み出したら切が無いので「ぷっ」と笑って聞き流すのが吉。
普天王のお父さんがカリフォルニアでオレンジ栽培をしており、倅をよろしくとばかりに、
入場者へオレンジを透明のビニール袋に3つほど入れて配っていた。4万個を数日に分けて。
そして、この日は調子が上がらないなりにも普天王は勝ち星を手にする。
私はその瞬間もしかして、お客さんが皆、そのオレンジの袋を高々と掲げて
「ウォー」
とか言って普天王を讃えるのではと期待するも、画面では誰一人オレンジを振り回す人はいなかった。