あれよあれよと言う間に(何をどう「あれよ」と言っているかは各人の任意)大相撲五月場所が始まっておりました。初日のNHK大相撲中継の所感。
まず、新入幕の「把瑠都」ですが、なんと身長体重があの「雷電為右衛門」と同じ。
身長197㎝、体重172㎏だそうです。
その把瑠都、初日同じく新入幕の「豊真将」(ほうましょう)との一番に勝利しインタビューを受ける。
人懐っこい性格らしく、受け答えも笑顔ではきはき。
そんなインタビューが終わり、ご存知解説の北の富士勝昭氏が一言。
「楽しそうだね~」
文字で書くと「「楽しそうだね~(笑)」とにこやかな感じですが、実際は
「楽しそうだね~(ため息)」
となんとなく、言い捨てる感じでした。
外国人力士がいきいきとして、しかも結果を残していることに嬉しくもあるが少し淋しさもある、という感じに受け取れました。
それにしても、入場前の把瑠都が花道奥で大あくびしているところを大写しにしたのは笑いました。アナウンサーが
「緊張するとあくびが出ることもありますからね」
と言った所で(事実ですが)やはり「絵」には敵いません。大物「把瑠都」の印象を強く受けた映像でした。
後は、弓取り式を行なっている「皇牙」が十両に昇進し晴れて「関取」に。
関取になっても続けている弓取り式ですが、控えの時に今までなかった座布団が用意されていたり、お客さんもわかっていますので、今まで以上の拍手が来たりと、何だか昇進のお祝いムードのまま初日の幕が下りた、そんな一日目でした。