「高見盛」のパフォーマンスは有名ですが、今じわじわと話題になっているのが「片山」の四股。

つま先が天を指すような四股は実に見事。基礎を極めると芸術になる、という感じ。実にいいです。

今日は「追風海」の八双飛びや年の差18歳の「琴ノ若」「稀勢の里」、新十両に入門してから19年かかった「出羽の郷」の初日(初白星)が出たことなどが見所。また、「栃ノ洋」が「若ノ里」を左の下手投げで投げたのが良かったです。「水戸泉」が右上手を取ると館内から拍手が起きたように、「栃ノ洋」が下手を取ると館内がやや「ぐっ」と力が入る感じが好きです。力士の得意な型をお客さんは良く知っています。

そして最後はこれ。

またまた「錦太夫」です。土俵下で出番を待っている所へ、「出島」が降って来ました。取り組みの流れから力士が土俵下へ投げ出されることはよくありますが、よりによって「錦太夫」の上に!その後、「錦太夫」は行司の仕事をしておりましたが、いつも以上に腰の引けた感じでやっている様子でした。持っていた軍配がアル中の人みたいにぶるぶる震えていたのは気のせいでしょうか。