嫉妬とは何ですか、

そしてなぜ、これほどつらいのですか?




嫉妬とは、比べることだ。


そして、私たちは

比べるように教えられてきている、



比べるように、



つねに比べるように

条件づけられてきている。



誰か他の人のほうがいい家をもっている


誰か他の人のほうが美しい体をしている


誰か他の人のほうが金をもっている


誰か他の人のほうが

カリスマ的人格をもっている。



比べると、



通り過ぎる誰とでも

自分を比べつづけると、


やがて強い嫉妬心が生まれてくる。



それは、比べることを目的とした


条件づけの副産物なのだ。



嫉妬のせいで、

あなたは絶え間ない苦しみにさいなまれる。




他人に対して卑屈になる。



そして嫉妬のせいで、


偽者になりはじめる。



なぜなら、

あなたは振りをしはじめるからだ。


自分にはないものが


あるような振りをしはじめる。



自分にはあり得ないもの、


自分にとっては自然ではないものが

あるような振りをしはじめる。



あなたはますます作り物になる。


他人を真似し、


他人と競う。


他に何ができるかね? 


もしある人にあるものがあり、


あなたにはなければ、



そして、これからも

自分のものにならないのなら、


何か安っぽい代用品で取り繕うしかない。



嫉妬深い人は地獄に住んでいる。



比べることを落とせば、

嫉妬は消える、



卑しさは消える、



偽りは消える。



Osho



人が持っているものがあれこれ

欲しくて仕方がない人がいる。



「人妻」もその類いで

手に入れたくなるのだろうか…


からっぽさ、

空虚さから

手に入れたところで

また別のものが欲しくなる…



嫉妬がつらいものだと

感じているひとは幸いだ。


絶え間ない苦しみ

夜もぐっすり眠れないような

その苦しみに苛まれているものが


嫉妬からくるものだと気づきたくない

人もいる。



目隠しをした競走馬のごとく


むちを打ち、走り続けなければ


私たちは


世の中から置いていかれ、



そして

忘れ去られてしまう存在なのだろうか。