こんにちは。

新宿・笹塚・京王線エリア

女性専用 

姿勢と呼吸の整体・足裏リフレ・

アロマのサロンの原田です。

 

 

 

施術前後のカウンセリングやお茶の時間に

お客様と会話するとき、

こんな距離感になってまもなく一年が

過ぎようとしてます。

 

 

私はこの画像の手前のほう、

ベッドの足元のほうに置いた椅子に

すわっています。

 

お客様から離れること約2メートル。

もちろんマスクをして。

 

去年の2月の下旬頃、非常な違和感と

ともに始まった形ですが、いまやなにも

考えなくてもここに自然と座るように

なりました。

 

それもどうなの、って時々自分に

突っ込みを入れたりもしますが。

 

 

営業再開からも半年以上たったので

お客様のほうでももう慣れた方も

いらっしゃるとはおもいます。

でも、間をあけてのご来店や

こうなってからまだいらしていない方、

初めての方にとっては

「遠っ!」

っていう感じかなあ。

 

 

こういう策については今は間違いなく

するべきことだと思うので

迷いはありませんが、

気分はちょっとフクザツなまま。


 

お客様のほうも、お茶を口にする時以外

マスクをされてお話する方、

施術中も仰向けのときはマスクを着ける

方のほうが多くなっています。

 

ほんとに去年の始めには

想像もしていなかった風景です。

 

 

 

施術中の会話も以前よりかなり減りました。

私の方は施術に必要なお声がけ以外は

減らしていますが、

以前は私と世間話的な会話をすることも

楽しんでくださっていた方も

ほとんどが静かに施術を受けられるように

変わりました。

 

 

身体に余計な力がちょこちょこと

入ったり、抜いたほうがいいときに

力が抜けず呼吸も乱れやすいので

施術中はあまり会話をし続けないほうが

いいのですが、

お喋りをすることを楽しみにされていた

方もいらっしゃるので、

これもまたちょっとフクザツな気持ちに

なることも。

 

 

でも、いまとなってはマスクを着けて

会話は控えめにすることで、

お互いに余計な不安を感じ過ぎずに

施術をすること、受けることに集中でき、

呼吸も落ち着き深まりやすいので、

そこは良い点でもありますね。

 

 

 

とはいえ、以前のように

マスクをしなくても

お茶の時間にこんなに離れなくても

お客様と会話のできる日が来るのが

やっぱり待ちどおしいです。

 

 

 

 

そんな以前より少なくなりがちな

会話の中でも、ウィルス関連のちょっと

暗めの話題以上に、

面白い話、小さな喜びの話や

前向きな出来事のほうが話題としては

多いんですよね。

 

 

ウィルスとともにある生活が当たり前の

ようになってきてるせいなのか、

 

 

ふだんの世界からちょっとだけ離れ、

周りに他の人もいない小さなサロンで

整体やリフレクソロジー、アロマの施術を

受けるという、ほんの少しだけ非日常の中に

いることで、暗かったり否定的な話より

笑いが似合う話のほうが自然と多く

出てくるものなのか。

 

 

あ、そういえば、施術前の時間は

この先どうなるんでしょうねぇ

という話とか、

今これが大変で、とか、

ややうつむきがちな話題が出ることが

多いかもしれません。

 

 

それが施術の後は、身体が軽くなることで

気分的にも明るい方に目が向いたり

思い出したりしやすくなるのかも

しれませんね。

 

 

 

最近伺った話で、コロナ禍にありながらも

身体に関して「むしろ良くなったこと」。

 

 

虹 ずっと風邪をひいていない

 

これは何人もいらっしゃいました。

 

季節の変わり目には必ずといっていいほど

何日か風邪でしんどい思いをすると

言っていた方も、

「あ、そういえばこの一年ぜんぜん

風邪ひいてないわ!」

 

 

感染予防のためにマスクや手洗いを徹底し

食事や睡眠も気を使うようになったのが

むしろ健康を底上げしたのかな。

 

そういう人は多そうですね。

今後の健康管理のためにも、

ここでついた習慣は役に立ちそう。

 

 


虹 いったん前以上に増えてしまった

  体重と体脂肪が減り、健診での

  数値も良くなった

 

 

外出自粛やリモートワークで動くことが

減り、でも食べる量は増えてしまい、

太ってしまった、という方はけっこう

いらっしゃいました。

 

自分で選んだわけではないのに

生活パターンが思ってもいなかった形に

変わってしまえば、そういうことにも

なるのもふしぎではありませんよね。

 

 

コロナ前も食事や生活習慣があまり

健康的ではなかったとしたら

よけいそうでしょう。

 

 

 

3月からリモートワークが続くうちに、

体調やメンタル面が下降していき、

体重や体脂肪がじわじわ増えて

そのままダラダラときたけど

 

「2020年のほとんどをこんな感じで

いくのかな。

そしたら来年もいいことなさそう…」

 

 

年末近くに久しぶりに来られた40代の

お客様が話してくださったのですが、

そんなふうに夏の終わり頃ふと思った

そうです。

 

「ああそんなのイヤだな」

「体力落ちると感染だってしやすいかも」

「家にいる時間が多いうちに、

もっとちゃんとした生活にしたいな」

 

とだんだんとやる気が出てきて、

野菜やきのこ、豆製品、魚など、

食べることが少なかったものを

買って来て、おっくうにならないよう

なるべく簡単にできる料理でたくさん

食べることから心がけたとのこと。

 

といっても、そうしたいと思うばかりで

最初の1,2週間はなかなかシフト

できなかったそうです。

 

 

ほんのちょっとずつでもいい、と

自分にきびしくしすぎないことで、

だんだんと慣れて

「このほうが体調も気分もいい」と

感じられるようになったんですね。

 

 

運動や歩きなんかは好きじゃないから

あまりできないわ、

とおっしゃっていましたが

・50分以上続けて座らない

・食後に足踏みを100回くらいする

・座りながらや寝転がってのストレッチは

 毎日ちょっとはやる。

(今は気持ち良さも感じられるように)

 

というのを続けているそうです。

 

やっぱりシンプルなことほど習慣化

しやすいみたい。

 

 

それで12月に健康診断を受けたら、

前の年より体重以外の数値も

良くなっていて、

「ズルズルいかなくてよかった」と。

 

 

いいお話なので、ブログで紹介して

いいですか?と伺ってから

書かせていただきました。

 

 

 

この方、見た目のすっきり変化も

素晴らしいんですが、

施術に対しての身体のリアクションが

すごく良くなっていてびっくり。

 

肩甲骨の動きがよく出るようなったし、

呼吸力のアップで固かったお腹や

肋骨周りもずいぶん柔らかく動くように

なりました。

 

 

日常の中で軽い動きを繰り返し

やるだけでも、身体のカン、みたいな

ものが磨かれる良い例だな、

と思いました。

 

 

 

虹 よく歩くようになって前より

  疲れにくくなった

 

 

散歩愛好者、増えましたよねー。

散歩は目的がないぶらぶら歩きで

つまらない、と思っていた私も、

この一年で変わりました。

 

花や木を見ることや、通りがかりの

おうち、猫や小鳥、日光や風の気持ち良さ

なんかを見たり感じたりが思った以上に

たのしい。

 

歩いた距離で満足感も得られる。

 

なんてあたり、よくお客さまと

「ねー、いいですよねー」と

いうことが増えました。

 

 

 

虹 軽いストレッチや 手・脚の

  マッサージが習慣化できた。

 

 

お子さん2人とステイホームになって

「ボロボロになったわ」と言っていた方。

 

 

うちでアロマトリートメントを受けた

ときにお持ち帰りいただいていた

ブレンドオイルがいくつか残っていたので

「香りをかいでちょっとでも和もうと」

 

そのオイルを最初は手にすり込むくらい

だったのが、だんだんと手や脚まで

マッサージするようになったそうです。

 

今は乾燥も強い時季ということもあり、

 

「手は水仕事の後も含めて日に何度か」

「脚はお風呂から出たら」

 

オイルやクリームをただ付けるだけでなく

さすり、ほぐし、とやるように。

 

 

そこからなんとなく身体ももうちょっと

伸ばしてみるか、となって、

今は上のお子さんとユーチューブを

見ながらや、ひとりでもストレッチを

やるようになったとのこと。

 

 

「自分の身体を適度にかまうのが

やっぱりメンタルにもいいよね」

 

 

適度にかまう、いいですねー。

私もそうおもいます。

 

 

若い頃、常にといってもいいほど

もやもやと疲れた気分だったのは、

身体のケアや運動をしなさすぎ

だったのも大きな原因でした。

 

年をとった今のほうが、

動き癖が前よりずついて、

肉体的にも精神的にもいらないものを

長々と「溜め込みすぎてしまう」ことが

減ったなー、と思うんですよ。

 

 

この状況の中では、現実の厳しさに

向き合うことも大事ですが、

そのことにやられてかえって

落ち込んだり動けなくならないよう、

 

身体をいたわって、そして触れて

動かして・・・ということも

忘れずにおきたいことです。

 

それはアタマ(脳)やココロにも

良い影響を与えてくれますから。

 

 

 

もちろん、良くなったことを

話してくれた方々にも、

毎日の生活の中でいろいろなご苦労、

ご心配もたくさんあるだろうと思うんです。

 

 

たいていの人にとって、

そっちのほうが多いかもしれません。

 

 

私も正直、ちょっときついなあ…

不安だなあ…と思うこともあるけれど、

そこに長い時間を費やしてもいいものが

生み出されることはないですものね。

 

生活の中には、ささやかに思えても

案外面白いことやありがたやー、と感じる

ことがいろいろあるので、そこはしっかりと

味わっていきたいな、とおもいます。

それが身体も軽くしてくれますから。

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。