こんにちは。

新宿・笹塚・京王線エリア

女性専用 

姿勢と呼吸の整体・足裏リフレ・

アロマのサロンのはらだです。

 

 

 

数年前だったでしょうか、

日本人は世界一座っている時間が

長いという研究結果がニュースに

なりましたよね。

 

あなたの座り時間は

どのくらいでしょう?

 

 

デスクワークのお仕事の方から

最近よく聞くのが、

 

 

テレワークになったら、たまに

立ち上がっても歩く距離が会社に

いる時よりさらに少なくなってしまって…

 

という話。

 

 

通勤や昼休み、社内でも部屋を移動したり

少し離れたトイレに行ったり

帰りに寄るスーパーの中を歩き回ったり

 

それぞれはそんなに多くはなくても、

ずっと家にいるよりは動いていたんだな、

と実感した人、多いみたいですね。

 

 

 

座りっぱなしでは血流や筋力、代謝も

衰えるし、いろいろな病気のリスクも

上がるといいます。

 

 

動かな過ぎも疲れが溜まって、

しかもそうした疲れは取れづらい。

 

 

40~50分に1回くらいは

立ち上がって歩く

軽いストレッチをする

食後に5分か10分でも外に出て歩く

などして、

 

 

じっとしていた身体に刺激を与え、

ガチガチの固定化や

筋力や血流、内臓機能の低下、

そして老化の加速を防ぎましょう!

 

 

座り時間が長いことに加えて

その姿勢が悪いと、上に挙げたような

身体の不調はますます起こりやすく

なります。

 

 

たとえばこんな姿勢が続けば・・・

 

 

「横隔膜」がしっかり働けなくなって

しまいます。

 

 

横隔膜は、人の身体の胴体部分

(体幹)を胸腔と腹腔の上下に分ける

ところにあるドーム状の筋肉。

 

 

息を吸うと収縮して胸腔が広がり、

吐くと弛緩して胸腔は狭まります。

 

 

猫背でお腹の力も抜けた状態で

座っていると、胸が下を向いて肋骨が

開きにくく、背中側も反らしにくくなって

横隔膜はしっかり動くことができません。

 

それでは呼吸は浅くなってしまい、

身体にとっていいことなし。


 

横隔膜がよく動かなければ、

補助的な役割する筋肉(協働筋)である

腹横筋や骨盤底筋群も働きが低下し、

衰えてしまいます。

 

 

すると、

 

・内臓をしっかり支えられずお腹がぽっこり

 

・体幹が不安定で腰痛になりやすい

 

さらに

 

・尿漏れ

 

の心配も。

 

 

逆にいえば、横隔膜がきちんと動けば

自然に体幹の筋肉がしっかり動き、

鍛えられます。

 

 

呼吸は一日約2万回もしています。

そしてそれだけ体幹の筋肉も動いている

わけですから、良い呼吸ができていれば

体幹トレーニングをしているのと同じ

=上に挙げたようなことも起こりづらく

なるわけですね。

 

 

 

もちろん、座ってばかりいないで

しっかりとエクササイズできれば一番。

 

しかし、

運動がニガテでも、時間が取れなくても

座っている時間が長くても、

どうぞ残念な姿勢を放置しないでくださいね

座りながらでも、そこからスタートできますよ。

 

 

座るときにまず意識してほしいのが

「坐骨」です。

 

 

座り姿勢を良くして、といわれると、

つい胸を反らし(肋骨を前に出し)、

腰も反らしてそこに力が入った状態に

してしまっていませんか?

 

 

これはNG!
むしろ呼吸しづらく、腰を痛めやすい

体勢です。

 

 

使いたいのはもっと下のほう。

 

椅子に腰かけたら、両手で左右の

お尻のお肉をかきわけてみてください。

 

そしてココ(まるで囲んだところ)の

骨のとがりをみつけましょう。

 

 

 

 

この左右二つの骨が坐骨です。

「坐」っていうくらいで、座るときは

ここで座面をとらえるようにすると

しっかり、きれいに座れます。

 

 

坐骨で座面を押すようにすると

そこから上の体がすっと伸びます。

 

背中は背もたれにつけていてOK.

 

こうすると意識しなくてもお腹には

自然に軽く力が入ります。

(腹筋が使えている状態)

 

 

これで「骨盤が立った」状態になり、

姿勢を支える背骨(脊椎)もしっかりと

立ってくれます。

 

 

これまで

 

・顔が前に出て、背中が丸まっている

・腰を座面の前のほうに滑らせる

 ようにし、お腹の力は抜けている

・脚を組んで座っている

 

といった座り方を常にしてきた人が

坐骨からすっと上半身を上に引き上げる

ような座り方に変えると、

最初のうちはすぐまたお腹がゆるんで

坐骨も寝かせてしまい、

もとの「ラクな」姿勢に戻って

しまうかもしれません。

 

 

本当はそれは身体にとって「ラク」では

ないんですけどね。

 

 

ずっとキープしなくても、

気付いたらそのときだけでも

こうして姿勢を正してみてくださいね。

 

 

坐骨で座面を押して身体を上へ。

骨盤を立てて、

自然にやわらかくお腹と背中が

伸ばされた姿勢に。

 

 

日々繰り返しているうちに

身体(筋肉)が覚えてくれ、だんだんと

その姿勢のほうが身体がすっきりと

心地よくなってきます。

 

 

体幹の筋肉もちゃんと使え

深い呼吸もできるようになって

お腹ぽっこりや腰痛の予防・改善にも。

 

 

痩せたい、という人にとっても、

いきなり運動したり、やみくもに食べる量を

減らしたりするよりも、

 

まずこうして自分の身体の状態や

使い方を振り返り、意識して、

良いほうへと変えていくことが

結局近道になります。

 

 

 

毎日座り仕事をしながらでも、

その座り方を変えることで

 

「姿勢がきれいで、ゆったりと深い呼吸が

できる人」

 

「ラクに動けて、肌つやも良い人」

 

になっていく2021年にしませんか。

 

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。