miti ha miti
ここ最近の話です。
左官職人の先輩と時間が取れれば
ちょくちょく 奈良県にお邪魔しています。
今回の記事は
重要伝統的建造物群保存地区 今井町!
で、見たり聞いたり感じたりの
あくまでも個人的な感想です。
簡単なの説明ですが、
今井町は称念寺を中心に東西600m南北310mの周囲に
環濠土居を築き、濠内の通りは見通しの効かない
屈折のある軍事目的の為の通り、すなわち称念寺を守る為の
城塞都市の形態の町なんです。
だからでしょう。僕らの最初の目的!
『すべての通りを歩き、すべての建物を見よう!』
が結構、何度も同じ道を歩き同じ景色を見てしまう
と言う、 汗だくな勉強会 になりました。
だって 大きな称念寺でさえ前を通るまで
何処に有るのか解らなかったのです。
(暑さのせい もあったかも。 汗)
それでは今回見に行くキッカケになった
重厚な町並み と 虫籠窓 です。
この漆喰で作られた虫籠窓!
すんごい格好良いんですよ!
ここの特徴かも知れませんが
出し桁、垂木、破風も漆喰で塗り固められています。
防火の意味があったのでしょう。
二枚目の虫籠窓なんか下部を透かせて粋な造りです。
低い虫籠窓(防犯の為か)が
僕ら泉州人にとって凄く新鮮に思えました。
↑ 長い虫籠窓に駒つなぎ がバランス良く
格好良かったです。
これも出し桁の重厚な造り、
虫籠窓の左右の違いも ここの特徴です。
お寺の塀つたえにみえる入母屋の
綺麗な本葺き です。甍に虫籠窓!
格好良すぎです。
虫籠窓を得意とする左官職人の先輩
と一緒に行く事が出来たのでメチャ勉強になりました。
八木さん!有難う御座います!