先日、親不知を切開にて抜歯しました。
長年 痛み出したら応急処置をして
誤魔化しながら付き合ってきましたが
体験したことのない痛みが襲い
もう限界なのかな、と
覚悟を決めての抜歯。
治療中は顔にタオルが掛かっていたので
周りは見えません。
でも、声は聞こえるし
先生の動きも感じる。
元々 下の親不知の抜歯は
痛いと聞いていたので
すごく恐怖を感じていたのですが(歯医者さん苦手ですショボーン
時々聞こえてくる先生の
んー?
という声や
慌ただしく器具を取りに行く動きに
ずっと心臓がドキドキ…
口に器具が入り切らず
顎が壊れるかと思う程の痛みに

もしかして失敗したの?
このまま顎がどうにかなっちゃって
激痛の中口を開けたまま
救急車とか乗るのかな

なんて考え出したら止まらず
気が付けば
ソウルペンダントを握りしめ
ずっと蒼の名前を呼んでいました。

早く蒼に会いたい
早く蒼の所へいきたい

そう思っているはずなのに
蒼 助けて、と縋っていました。

その2日後
首の付け根あたり
鎖骨の少し上
ギリギリ首の部分にピンポン玉よりも
少し大きめのしこりを発見しました。
発見した時は痛みはなかったのですが
翌日には痛み出し
しこりが大きすぎて喉を圧迫しているため
つかえて少し苦しい、という症状が。

抜歯と何か関係あるのかな
でも抜歯は右でしこりは左。
顎も痛いし口も開かない
傷口もまだ最高に痛い
それに加えて喉への圧迫感が
更に私を追い詰め
翌日直ぐに病院へ。

早く蒼に会いたい
早く蒼の所へいきたい

あの日から毎日毎日そう思っているのに
やっぱり病院へ行く私…。

近所の病院で診てもらい
先生は一言。

直ぐに大きな病院に行って。
紹介状書くから。

この時の私は
心臓が壊れてしまうのではないかと思う程に
ドキドキしていました。

あれ?
蒼に会える?
会えるのかもしれない
でも、治療出来るものだとして
治療せずにそうなったとしたら
頑張って生きなかった、と判断されて
会わせて貰えないのかな
だったら治療しなきゃなの…?
でも、会えるかもしれない
知りたかった蒼の世界を
この目で見ることが出来るチャンスが
思っていたよりも早く来たかもしれないのに
治療するの?私…
でも でもでも
その前に美味しいもの
いーーーっぱい食べたかった…(口が開かないので断食4日目でした)
あれもしたかった
これもしたかった
なんて
この世に未練タラタラの私もいて…

色々な気持ちが入り交じり
自分がどうしたらいいのかも分からず
週明け大きな病院へ行くまで
ずっとドキドキが止まりませんでした。

病名を告げられて、それが
蒼に会えるチャンスだったとしたら
私はどう動こう、
こればかりを考えていました。

大きな病院へ、と言われたのは
16日。
週明けはもう毎月訪れる大切な4日間に
突入していました。
日を増す事に圧迫感は増し
そのせいなのか、顎の痛みのせいなのか
頭痛も酷くなり
食べられないこともあり
体力はどんどん落ち ゲッソリ…

でもそんな時のスーパーヒーロー蒼くん。
やっぱり飛んできてくれました。

18日から始まる4日間
朝、お供えをした時には付いていた
フィギュア棚のライトが
18日蒼の所へ向かう頃には消えていました照れ
こんなに早くに来てくれたことは
これまでなかった…
いつもだいたい最終日
月命日当日、ライトが消えて

大好物食べに来たんだね♡
と、思っていた。

だから

あーやっぱり何もかもお見通しなんだな
私に起こっていること
私が考えていること
ぜーんぶお見通しで
本当にいつも見ててくれてるんだな。
蒼も心配してくれてるのかな
それともお迎えに来てくれたのかな

そんな風に感じた初日から4日間 毎日
大きな病院の駐車場にも
頑張って出向いたスーパーにも
どこにでも現れたお誕生日ナンバー。
こんなに連日見ることは初めてだったので(四十九日以降感じる事が出来なくなった 気配 を感じる事も出来ましたおねがい

そばにいてくれてる
守ってくれてるんだね

そう、強く感じる事が出来ました。

と、言うことは
蒼はきっと
迎えに来てくれた訳じゃないんだな…
そんな簡単には
会わせてもらえないか…
と、
蒼を感じられた嬉しさと共に
寂しさや切なさも感じました。
そして
気持ちとは矛盾だらけの私の行動への
答えを導き出してくれたようにも感じました…

早く会いたい
蒼の所へいきたい
と思っているのに
身体に異変があると病院へ行く自分。
でも 
会えるかもしれない事態になると
嬉しい気持ちも芽生える自分。
それなのに
こちらの世界への
未練の気持ちもある自分。

蒼を喪ってから
自分のことなのに
自分の気持ちが分からない、と
思い続けてきたことの一つ。


矛盾。


この1年9ヶ月
身体に何かあると病院へ行くのに
時間が掛かっていた私。
蒼に会いたい気持ちはあるのに
病院へ行く事が
生きる事を選択している様で
蒼に申し訳なく感じていた。
自分の矛盾した気持ちや行動に
戸惑いを感じていた。

でも

身体に異変を感じたら
ウジウジ考えてないで
きちんと病院へ行って治療する。
そして
蒼と共にまだまだ沢山のことをする。
美味しいものいっぱい食べて
楽しい所へ沢山行って。
そんな風に自分の気持ちに素直に
生きていく。
蒼が経験出来なかった事を沢山…

そうして流されていけばきっと。

蒼の様に一生懸命生き抜いたその先には
蒼のいる、温かい世界が広がっている。


ママ、生きて


21回目の月命日には
蒼のそんな声が聞こえた気がしました…



首のしこりは
甲状腺の異常だ、と思っていた私。(近所の先生に 多分甲状腺だね と言われていたので)
良性と悪性があり
悪性の可能性は極めて 稀。
でも
有り得ない考えられない出来事を
経験してしまった私だからこそ
その 稀 にしっかりハマるのではないか、と
感じていました。

結果は
甲状腺の中にある袋に水が溜まり
しこりとなっている、というもの。
原因は不明、だそうです…
直径5センチでした。
甲状腺自体にはなんの異常もなく
今は飲み薬で、経過観察中です。

悪性どころか
甲状腺自体にもなんの異常もないなんて…

数日間の私の心の乱れ具合が嘘のように
なんだかとても
気が抜けてしまいました😂

でも
ずっとザワザワしていた
自分の矛盾した気持ちに
答えを出せたような気がして
蒼が答えを導いてくれたような気がして
今はとても気持ちが落ち着いています😌