息子のお手伝い帳。
算数のノートなんだけど、
20個貯まったら100円分。
この間の休みに古本屋さんに
行ったら息子の好きな仮面ライダー
のグッズがあって、
それが300円。
息子は言う。
『パパ。これ買って！やっと
見つけたんだ！』
そのときお手伝い帳は15個しか
貯まっていなかった。
僕は言う。
『これは300円だから、ポイントが
60個ないと買えないよ。』
『うん。分かってる。でも今買わないとなくなっちゃうよ！』
『でも、ポイントがないと言うことは
買えるお金がないと言うことだよ。』
『でも無くなっちゃうんだもん！』
そう言って息子は泣き出した。
確かに息子が欲しがっていたのは
分かる。
思わず買ってあげたくもなる…。
でも約束は約束。
『そんなに欲しいなら、なぜ前持って貯めておかない？
いつ欲しいものに出会えるかわからない。
日頃の考え方一つでここまで泣かなくても済むんだよ。
欲しいなら頑張って貯めなさい。』
泣きながらも息子は納得したみたいで
それ以上は駄々をこねなかった。
すると今日、息子が自慢げに
ノートを持ってきた。
『あとふたつ！！』
今度の休みに朝いちで買いに行って
やろうと思う。