こんにちは。SSTです。
お世話になっているラーおじさんや、ダピンチさんの投稿から議会のカメラの導入の件を知ったのですが(既にスポンサーがついて動いている?)
その件について僕の考えを述べたいと思います。
結論から言えば、現時点では【反対】です。
それは成し遂げるべき目的に対して根本的な解決にはならないのではないかという考えからです。
まず、何事にも課題を解決する場合は目的を明確にし、
根本的解決に取り組むのか
応急処置で一旦その場を凌ぎ、根本的解決を目指すのか
の選択が必要になります。
本件において、目的は一体何なのでしょうか。
パッと浮かぶのは居眠りの防止です。
もしも目的が居眠りの防止や、万が一特定の議員を晒しあげる事や監視する事が目的なのであれば断固反対です。
議会運営において本質的には居眠りをする事が問題なのではなく、居眠りをする事で健全な議論が出来ない、より良い議会運営に繋がらない事が問題になると思います。
居眠りはあくまでも怠慢さがもたらす事象であり、居眠りが抑制出来たとしても怠慢な考えを改善できなければ本質的な解決にはなり得ないと考えます。
カメラを設置しても
例えカメラを設置して、居眠りが減ったとしても
「カメラがあるから寝ちゃいけない」
と考える議員に良いパフォーマンスを期待する事は出来ないと思います。
「寝てないから意見を言わなくても問題ないだろう」
となってしまうと、また次の課題が生まれてしまいます。
本当に寝ていなくても、寝ていると思われる行為を繰り返す事も議員以前に人として相応しい行為とは言えません。
議会に限らず会議に挑む際には、準備や意気込みが必要だと思います。
「めんどくせぇなぁ」
「なんとかやりすごそう」
そんな気持ちで会議に挑まれても良い議論が生まれるわけがありません。
カメラの設置は居眠り防止に繋がるかもしれませんが、
その怠慢な気持ちが解消されなければ
手段の目的化
になり本質の解決に繋がらないのではないかと考えております。
筆休めにすやすや眠るラン君を置いときます。ご査収ください。
犯罪の抑制とは違う
今回の件で似通っているケースは、犯罪を抑制するための監視カメラだと思います。
監視カメラすらも、犯罪の完全な防止には繋がらずあくまでも抑制の範疇です。
なぜならば、監視カメラの設置で犯罪者が犯罪を犯す理由を解決出来るわけではないからです。
同じ様に、監視カメラをおいても何らかを抑制することはできても心を入れ替えることはできません。
しかし、議員たるもの居眠りを疑われる理由を解決出来ないものでしょうか。解決しなくてらならないと思えないのでしょうか。
自ら解決出来ないのであれば犯罪者とは異なりますから、議会から去っていただくように安芸高田市民が行動すれば良いだけの話だと思います。
犯罪をこれから犯そうとしている人を社会から追放することは出来ませんが、
居眠りを疑われる続けている人や、私念に囚われ正常な議会の運営を妨げる人を議会から退場させる事は有権者の判断で出来るのです。
根本的解決は
石丸市長も仰る通り、選挙で怠慢な議員が選ばれない事が1番の手段だと思います。
人が入れ替わるか、心を入れ替えなければなりません。
安芸高田市の事ですから、安芸高田市民が意思決定すべき事柄でもあります。
それでも疑わしい議員が選ばれるのであれば、それは安芸高田市民の意思として仕方がないのではないでしょうか。
そもそも安芸高田市民にとって居眠りなど課題でも何でもないと言う事です。
とは言え、選挙権が無くとも地方公共団体には我々の税金が流れていますから、怠慢な態度には喝をいれる必要はあります。
カメラを導入するのであれば、次の市議会選後にも健全な議会運営が出来ておらず、カメラの設置で抑制するしかないと認められてからでも良いのではないかと考えます。
ちなみに私が
仮に私が議会に立つチャンスを与えられて、カメラに晒され続けるとしたら、
めちゃくちゃ大歓迎です。
普段、バスケの会議や勉強会にどの様な姿勢で挑んでいたのか議会を通じて子供達にしっかりと届ける事ができます。
不思議なことにバスケの会議や勉強会で眠くなったことは一度もありません。
でも、私も不必要な会議に参加させられた時は流石に眠いですし、意図せず落ちてしまったことも社会人経験の中では確かにあります。
本当にその節は申し訳ございませんでした。
前日の過ごし方だったり、睡眠時間にも影響されます。
興味がないあまり自分には関係のない会議に参加するのはとても苦痛です。特に忙しい時期は、、、
自分の経験からも議会で寝てしまうのは議題に興味がないからかもしれません。
そんな方が議員であって良いのか、常に市民のために万全な準備で挑むべきではないのか。
私は大歓迎と書きましたがいくら公とは言え、正当な理由なくカメラに晒され続ける環境も正しいとは思えません。
おそらくあくびをしただけで、安芸高田市の場合コメント欄は荒れるでしょう。
あくびは悪い事ではないのですが、古い気質の方はあくびすら指摘の対象ですからね。
そこまで監視され安芸高田市の議員になりたい人も出てくるのか。
議員の成り手も躊躇してしまうかもしれません。
議員の成り手不足解消も、本質的な問題解決の手段になりますので、その点も考慮して考えていく必要があるのかなと思います。
問題の解決方法
現在の安芸高田市の問題は次の選挙で自然と解消に向かっていくはずです。
よって解決方法は『果報は寝て待て』です。
4年前の市議会選挙は競争も少なく、賄賂を疑われても議員が再選してしまうような選挙でした。
それも仕方がありません。
当時の安芸高田市は今ほど認知度もありませんでしたし、立候補者数も少ない。
市民が選べるほど挙げられた手が少なかったのです。
次の選挙ではシセイクラブも伝えている通り、手を挙げる立候補者は増えていくでしょう。
石丸伸二が市長に就任してから本当の意味での選挙がこれから訪れるわけです。